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メンテナンス プラン

メンテナンス プランでは、データベースを最適化したり、データベースを定期的にバックアップしたり、データベースの不整合をなくしたりするために必要なタスクのワークフローを作成します。メンテナンス プラン ウィザードでも主要なメンテナンス プランを作成できますが、プランを手動で作成するとより柔軟性が高くなります。SQL Server 2005 データベース エンジンでは、メンテナンス プランによって、SQL Server エージェント ジョブが実行する Integration Services パッケージが作成されます。このようなメンテナンス タスクは、手動で実行することも、定期的に自動実行することもできます。

SQL Server 2005 メンテナンス プランには、次の機能が用意されています。

  • さまざまな一般的なメンテナンス タスクを使用するワークフローの作成。カスタム Transact-SQL スクリプトを独自に作成することもできます。

  • 概念的な階層。各プランでは、ワークフローの作成や編集を行えます。各プランのタスクはサブプランにグループ化できます。サブプランは、異なるタイミングで実行されるようにスケジュールを設定できます。

  • マスタ サーバー/対象サーバー環境で使用できるマルチサーバーのプランのサポート。

  • プランの履歴をリモート サーバーのログに記録する際のサポート。

  • Windows 認証と SQL Server 認証のサポート。可能な場合は、Windows 認証を使用します。

メンテナンス プランは、互換性レベルが 80 以上に設定されているデータベースに対してのみ実行されます。SQL Server Management Studio のメンテナンス プラン デザイナでは、互換性レベルが 70 以下に設定されているデータベースは表示されません。

SQL Server 2000 データベース メンテナンス プランを SQL Server 2005 プランに移行できます。移行するには、SQL Server 2000 データベース メンテナンス プランを右クリックし、[移行] をクリックします。

メンテナンス プランの作成と管理およびオブジェクト エクスプローラでのメンテナンス プランの表示を行うには、sysadmin ロールのメンバである必要があります。オブジェクト エクスプローラの SQL Server エージェント ノードは、固定サーバー ロール sysadmin、固定データベース ロール SQLAgentReaderRole、SQLAgentUserRole、または SQLAgentOperatorRole のメンバだけに表示されます。

メンテナンス プランの作成方法の詳細については、「メンテナンス プランを作成する方法」を参照してください。

重要な注意事項重要

db_ssisadmin ロールおよび dc_admin ロールのメンバは、特権を sysadmin に昇格できる可能性があります。このような特権の昇格が発生するのは、それらのロールが Integration Services パッケージを変更でき、SQL Server エージェントの sysadmin セキュリティ コンテキストを使用して SQL Server で Integration Services パッケージを実行できるためです。メンテナンス プラン、データ コレクション セット、およびその他の Integration Services パッケージの実行時にこの特権の昇格を防ぐには、特権が制限されたプロキシ アカウントを使用するようにパッケージを実行する SQL Server エージェント ジョブを構成するか、db_ssisadmin ロールおよび dc_admin ロールには sysadmin メンバのみを追加するようにします。