データベース ミラーリングの監視
ここでは、データベース ミラーリング モニタと sp_dbmmonitor システム ストアド プロシージャ、およびデータベース ミラーリングの監視に伴う作業 (データベース ミラーリング モニタのジョブなど) について説明し、データベース ミラーリング セッションについて監視できる情報の概要を示します。さらに、事前に定義された一連のデータベース ミラーリング イベントに対する警告しきい値を定義する方法、および任意のデータベース ミラーリング イベントでの警告の設定についても説明します。
ミラーリング セッション中に、ミラー化されたデータベースを監視すると、データ フローの状況や効率を確認することができます。サーバー インスタンス上にある 1 つ以上のミラー化されたデータベースの監視を設定および管理するには、データベース ミラーリング モニタまたは sp_dbmmonitor システム ストアド プロシージャを使用します。
データベース ミラーリング モニタのジョブは、データベース ミラーリング モニタから独立して、バックグラウンドで実行されます。SQL Server エージェントがデータベース ミラーリング モニタのジョブを定期的に (既定では 1 分間に 1 回) 呼び出し、このジョブは、ミラーリング状態を更新するストアド プロシージャを呼び出します。SQL Server Management Studio を使用してミラーリング セッションを開始した場合は、データベース ミラーリング モニタのジョブが自動的に作成されます。ALTER DATABASE <database_name> SET PARTNER のみを使用してミラーリングを開始した場合は、ストアド プロシージャを実行してジョブを作成する必要があります。
このセクションの内容
ミラーリングの状態の監視
データベース ミラーリング モニタまたは dbmmonitor ストアド プロシージャを使用して任意のサービス インスタンス上の 1 つ以上のミラー化されたデータベースを監視する方法、ミラー化されたデータベースの監視のしくみ、およびデータベース ミラーリング モニタから返される状態情報について説明します。ミラーリング パフォーマンス基準の警告しきい値および警告の使用
警告しきい値を構成および管理できるイベントについて説明します。この操作を行うには、データベース ミラーリング モニタ、または sp_dbmmonitorchangealert、sp_dbmmonitorhelpalert、および sp_dbmmonitordropalert ストアド プロシージャを使用します。また、データベース ミラーリング イベントの警告の構成についても説明します。ミラー化データベースに関する追加情報
カタログ ビュー、パフォーマンス カウンタ、およびデータベース ミラーリングのイベント通知など、データベース ミラーリングに関する追加情報を紹介します。データベース ミラーリングの監視方法に関するトピック (データベース エンジン)
データベース ミラーリングの監視手順に関するトピックが記載されています。