データベース ミラーリングとフルテキスト カタログ
フルテキスト カタログが格納されたデータベースをミラー化するには、通常どおりにバックアップを使用してプリンシパル データベースの完全バックアップを作成した後、そのバックアップを復元してデータベースをミラー サーバーにコピーします。詳細については、「ミラーリングのためのミラー データベースの準備」を参照してください。
フェールオーバー前のフルテキスト カタログとフルテキスト インデックス
新しく作成されたミラー データベースのフルテキスト カタログは、データベースがバックアップされた時点と同じものです。データベース ミラーリングの開始後、DDL ステートメント (CREATE FULLTEXT CATALOG、ALTER FULLTEXT CATALOG、および DROP FULLTEXT CATALOG) によって加えられたカタログレベルの変更は、ミラー データベース上で再生するためにログ記録されミラー サーバーに送信されます。ただし、インデックスレベルの変更は、プリンシパル サーバーにログ記録されないため、ミラー データベース上では再現されません。このため、プリンシパル データベース上でフルテキスト カタログの内容が変更されると、ミラー データベース上のフルテキスト カタログの内容と同期されていない状態になります。
フェールオーバー後のフルテキスト インデックス
フェールオーバー後、次のような状況では、新しいプリンシパル サーバー上でフルテキスト インデックスのフル クロールを実行することが必要になる場合や役立つ場合があります。
フルテキスト インデックスでの変更の追跡が無効になっている場合は、次のステートメントを使用し、そのインデックスでフル クロールを開始する必要があります。
ALTER FULLTEXT INDEX ON table_name START FULL POPULATION
変更の追跡を自動的に実行するようにフルテキスト インデックスが構成されている場合、そのフルテキスト インデックスは自動的に同期されます。ただし、同期によってフルテキスト操作のパフォーマンスは若干低下します。パフォーマンスが極端に低下する場合は、変更の追跡を無効にしてから、自動的に実行されるように再設定することにより、フル クロールを開始できます。
変更の追跡を無効にするには、次のステートメントを実行します。
ALTER FULLTEXT INDEX ON table_name SET CHANGE_TRACKING OFF
変更の追跡が自動的に実行されるように設定するには、次のステートメントを実行します。
ALTER FULLTEXT INDEX ON table_name SET CHANGE_TRACKING AUTO
注意 変更の自動追跡が有効かどうかを確認するには、OBJECTPROPERTYEX 関数を使用して、テーブルの TableFullTextBackgroundUpdateIndexOn プロパティを照会できます。
詳細については、「ALTER FULLTEXT INDEX (Transact-SQL)」を参照してください。
注意 |
---|
フェールオーバー後にクロールを開始することは、復元後にクロールを開始することと同じです。 |
サービスの強制後
サービスをミラー サーバーに強制 (データ損失が伴う場合もあります) した後、フル クロールを開始します。フル クロールの開始方法は、フルテキスト インデックスの変更が追跡されるかどうかによって異なります。詳細については、このトピックの「フェールオーバー後のフルテキスト インデックス」を参照してください。
関連項目