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ADOMD.NET サーバー オブジェクト アーキテクチャ

ADOMD.NET サーバー オブジェクトは、MicrosoftSQL ServerAnalysis Services のユーザー定義関数 (UDF) やストアド プロシージャを作成するために使用できるヘルパ オブジェクトです。

注意注意

Microsoft.AnalysisServices.AdomdServer 名前空間 (およびこれらのオブジェクト) を使用するには、UDF プロジェクトやストアド プロシージャに msmgdsrv.dll への参照を追加する必要があります。

ADOMD.NET オブジェクト モデル

ADOMD.NET サーバーにおけるオブジェクトの関係

ADOMD.NET オブジェクト階層との対話は、通常、次の表で説明するように、最上位層の 1 つまたは複数のオブジェクトで開始されます。

目的

使用するオブジェクト

多次元式 (MDX) を評価する

Expression

Expression オブジェクトを使用すると、MDX 式を実行して、その式を特定の組で評価できます。

完全な MDX ステートメントを作成せずに MDX 関数を実行できるようにする

MDX

MDX オブジェクトは、あらかじめ定義された MDX 関数を Expression オブジェクトを使用せずに呼び出す場合に便利です。MDX オブジェクトのその他の機能は今後のリリースで使用できるようになります。

UDF の現在の実行コンテキストを表す

Context

Context オブジェクトは、現在のキューブまたはマイニング モデルやさまざまなメタデータ コレクションなどの情報を公開します。Context オブジェクトの主な使用例の 1 つが、Hierarchy オブジェクトの CurrentMember プロパティです。これにより、UDF やストアド プロシージャの作成者は、クエリが特定のディメンションのどのメンバを処理しているかに基づいて決定を行うことができます。

セットや組を作成する

SetBuilder, TupleBuilder

SetBuilder を使用すると、変更不可のセットを作成できます。TupleBuilder を使用すると、変更不可の組を作成できます。

MDX 言語の 6 つの基本的な型の間で暗黙の変換とキャストをサポートする

MDXValue

MDXValue オブジェクトでは、次の型の間で暗黙の変換とキャストが行われます。