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親パッケージの作成

さまざまなサーバー間で SSIS パッケージの負荷を分散する場合、子パッケージの作成と配置を行い、その子パッケージを実行するためのリモート SQL Server エージェント ジョブを作成したら、次のステップは親パッケージを作成することです。親パッケージには、SQL Server エージェント ジョブの実行タスクが多数含まれます。各タスクは、子パッケージの 1 つを実行する個別の SQL Server エージェント ジョブを呼び出します。親パッケージ内にある SQL Server エージェント ジョブの実行タスクは、各種の SQL Server エージェント ジョブを次々に実行します。親パッケージ内の各タスクには、リモート サーバーへの接続方法やそのサーバーで実行するジョブなどの情報が含まれています。詳細については、「SQL Server エージェント ジョブの実行タスク」を参照してください。

親パッケージの優先順位制約

親パッケージ内の複数の SQL Server エージェント ジョブの実行タスク間で優先順位制約を作成する場合、これらの優先順位制約で制御されるのは、リモート サーバー上の SQL Server エージェント ジョブの開始時刻のみです。優先順位制約では、SQL Server エージェント ジョブのステップで実行される子パッケージが、成功したか失敗したかに関する情報を受け取ることができません。

つまり、子パッケージの成功または失敗は親に伝達されません。これは、親パッケージ内の SQL Server エージェント ジョブの実行タスクには、SQL Server エージェント ジョブに子パッケージを実行することを要求する機能しかないためです。SQL Server エージェント ジョブが正しく呼び出されると、親パッケージは、Success という結果を受け取ります。

このシナリオでの失敗とは、リモート SQL Server エージェント ジョブ タスクの呼び出しに失敗した場合しかありません。このような失敗は、リモート サーバーが停止している場合、およびエージェントが応答しない場合に発生することがあります。ただし、エージェントが起動している限り、親パッケージはそのタスクを正常に完了したことになります。

注意注意

sp_start_job N'package_name' の Transact-SQL ステートメントを含む SQL 実行タスクを使用できます。詳細については、「sp_start_job (Transact-SQL)」を参照してください。

親パッケージのデバッグ

親パッケージをテストする場合は、[デバッグ] メニューの [デバッグの開始] をクリックして (または F5 キーを押して) そのパッケージを実行し、デザイナのデバッグ環境を使用します。または、コマンド プロンプト ユーティリティ dtexec を使用できます。詳細については、「dtexec ユーティリティ」を参照してください。

Integration Services のアイコン (小) 最新の Integration Services の入手

マイクロソフトが提供する最新のダウンロード、アーティクル、サンプル、ビデオ、およびコミュニティで選択されたソリューションについては、MSDN または TechNet の Integration Services のページを参照してください。

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