固定ポートの構成
セキュリティ強化のため、MicrosoftWindows XP Professional Service Pack 2 (SP2)、Windows Server 2008、Windows Vista では Windows ファイアウォールが有効になっています。SQL Server Developer、Express、または Evaluation が Windows XP Professional 上で実行されている場合に、別のコンピュータからこのインスタンスに接続するには、ファイアウォールで通信ポートを開く必要があります。データベース エンジンの既定のインスタンスはポート 1433 でリッスンするので、固定ポートを構成する必要はありません。ただし、SQL Server 2005 Express Edition の名前付きインスタンスは、動的ポートでリッスンします。ファイアウォールでポートを開く前に、まずデータベース エンジンが固定ポートまたは静的ポートと呼ばれる特定のポートでリッスンするように構成する必要があります。このように構成しないと、データベース エンジンは起動のたびに異なるポートでリッスンする可能性があります。ファイアウォール、Windows ファイアウォールの既定の設定の詳細と、データベース エンジン、Analysis Services、Reporting Services、および Integration Services に影響する TCP ポートの説明については、「SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」を参照してください。
注意 |
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ポート番号の割り当ては、Internet Assigned Numbers Authority によって管理され、http://www.iana.org に一覧が掲載されています。ポート番号には 49152 ~ 65535 の数値を割り当てる必要があります。 |
SQL Server が特定のポートでリッスンするよう構成するには
SQL Server 構成マネージャで、[SQL Server ネットワークの構成] を展開し、構成するサーバー インスタンスをクリックします。
右側のペインで、[TCP/IP] をダブルクリックします。
[TCP/IP のプロパティ] ダイアログ ボックスの [IP アドレス] タブをクリックします。
[IPAll] セクションの [TCP ポート] ボックスで、使用可能なポート番号を入力します。このチュートリアルでは、「49172」を使用します。
[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、サービスを再起動する必要があるという警告が表示されたら [OK] をクリックします。
左ペインで、[SQL Server のサービス] をクリックします。
右ペインで、SQL Server インスタンスを右クリックし、[再起動] をクリックします。データベース エンジンが再起動すると、ポート 49172 でリッスンするようになります。