JDBC ドライバーのシステム要件

Microsoft SQL Server JDBC Driver を使用して SQL Server データベースのデータにアクセスするには、次のコンポーネントをコンピューターにインストールする必要があります。

  • Microsoft SQL Server JDBC Driver

  • Java ランタイム環境

Java ランタイム環境の要件

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 以降では、JDBC 4.0 API を包含する形で Java Database Connectivity (JDBC) Spec API が拡張されています。JDBC 4.0 は、Sun Java SE Development Kit (JDK) 6.0 および Java ランタイム環境 (JRE) 6.0 の一部として導入されました。JDBC 4.0 は、JDBC 3.0 のスーパーセットです。

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 は、JDBC 3.0 と JDBC 4.0 の両方をサポートします。

Windows または UNIX オペレーティング システムに Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 を展開する場合は、それぞれ対応するインストール パッケージを使用する必要があります (sqljdbc_<version>_enu.exe および sqljdbc_<version>_enu.tar.gz)。JDBC ドライバーを展開する方法の詳細については、「JDBC Driver の展開」を参照してください。

旧バージョンとの互換性を確保しながら、将来のアップグレード シナリオにも対応できるよう、JDBC Driver Version 2.0 には、インストール パッケージごとに、sqljdbc.jarsqljdbc4.jar の 2 つの JAR クラス ライブラリが含まれています。

JAR 説明

sqljdbc.jar

sqljdbc.jar クラス ライブラリは、JDBC 3.0 をサポートします。

sqljdbc.jar クラス ライブラリを使用するには、バージョン 5.0 の Java ランタイム環境 (JRE) が必要です。JRE 6.0 で sqljdbc.jar を使用した場合、データベースへの接続時に例外がスローされます。

注メモ :
JDBC Driver Version 2.0 では、JRE 1.4 はサポートされません。JDBC Driver Version 2.0 を使用する場合は、JRE 1.4 を JRE 5.0 以降にアップグレードする必要があります。JDK 5.0 以降との互換性がないことも考えられるため、アプリケーションの再コンパイルが必要になる場合があります。詳細については、Sun Microsystems の Web サイトで関連するドキュメントを参照してください。

sqljdbc4.jar

sqljdbc4.jar クラス ライブラリは、JDBC 4.0 をサポートします。sqljdbc.jar が備えているすべての機能に加え、JDBC 4.0 の新しいメソッドが含まれています。

sqljdbc4.jar クラス ライブラリを使用するには、バージョン 6.0 以降の Java ランタイム環境 (JRE) が必要です。JRE 1.4 または JRE 5.0 で sqljdbc4.jar を使用すると例外がスローされます。

注メモ :
実際に JDBC 4.0 の機能を使用するかどうかに関係なく、アプリケーションを JRE 6.0 で実行する必要がある場合は、sqljdbc4.jar を使用してください。

この JDBC ドライバーは、Sun の Java 仮想マシンと同等の主要な仮想マシンをすべてサポートし、適切に動作するように設計されていますが、テストは Sun JRE 5.0 以降で行われています。

SQL Server の要件

JDBC ドライバーは、特に SQL Server 2005 で導入された機能を使用するために設計されていますが、64 ビット バージョンを含む SQL Server 2000 と下位互換性があります。

注重要 :

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 で SQL Server 2008 に接続することはできますが、SQL Server 2008 で導入された新しいデータ型や新機能は完全にはサポートされません。

オペレーティング システムの要件

JDBC ドライバーは、Java 仮想マシン (JVM) の使用をサポートするすべてのオペレーティング システムで機能するように設計されています。ただし、公式にテストされているのは、Sun Solaris、SUSE Linux、および Windows XP 以降のオペレーティング システムだけです。

サポートされている言語

JDBC ドライバーは、すべての SQL Server 列の照合順序をサポートしています。JDBC ドライバーでサポートされる照合順序の詳細については、「JDBC ドライバの国際対応機能」を参照してください。

照合順序の詳細については、SQL Server オンライン ブックの「照合順序の使用」を参照してください。

参照

その他の技術情報

JDBC ドライバの概要