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レッスン 3 : サブスクリプションの検証と待機時間の計測

このレッスンでは、トレーサー トークンを使用して、変更がサブスクライバーにレプリケートされているかどうかを検証し、待機時間を計測します。待機時間とは、パブリッシャーで加えられた変更がサブスクライバーに反映されるまでの所用時間です。 このレッスンを学習するには、前のレッスン「レッスン 2 : トランザクション パブリケーションへのサブスクリプションの作成」を完了している必要があります。

トレーサー トークンを挿入してトークンの情報を表示するには

  1. SQL Server Management Studio でパブリッシャーに接続します。次に、サーバー ノードを展開して [レプリケーション] フォルダーを右クリックし、[レプリケーション モニターの起動] をクリックします。

    レプリケーション モニターが起動します。

  2. 左ペインでパブリッシャー グループを展開し、パブリッシャー インスタンスを展開して、[AdvWorksProductTrans] パブリケーションをクリックします。

  3. [トレーサー トークン] タブをクリックします。

  4. [トレーサーの挿入] をクリックします。

  5. [パブリッシャーからディストリビューターまで] 列、[ディストリビューターからサブスクライバーまで] 列、および [合計待機時間] 列で、トレーサー トークンの経過時間を表示します。 [保留中] と表示された場合は、トークンが特定のポイントに到達していないことを示します。

次の手順

このレッスンでは、トレーサー トークンを使用して、データの変更がパブリッシャーからスクライバへレプリケートされているかどうかを検証しました。 パブリッシャー側の Product テーブルに対してデータの挿入、更新、または削除を行い、レプリケーション後、サブスクライバー側の Product テーブルをクエリすることもできます。

チュートリアル「常時接続サーバー間でのデータのレプリケーション」はこれで完了です。 マージ レプリケーションを使用する類似のチュートリアルとしては、「チュートリアル : モバイル クライアントとの間のデータのレプリケーション」も参照してください。

関連項目

概念

トランザクション レプリケーションの待機時間の計測および接続の検証

その他の技術情報

トランザクション レプリケーションの待機時間を計測して接続を検証する (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)