レッスン 3 : ディストリビューションの構成
このレッスンでは、パブリッシャー側のディストリビューションを構成し、パブリケーション データベースとディストリビューション データベースに対して必要な権限を設定します。 ディストリビューターを構成済みの場合は、このレッスンを開始する前に、パブリッシングとディストリビューションを無効にする必要があります。 詳細については、「パブリッシングおよびディストリビューションの無効化」を参照してください。 既存のレプリケーション トポロジを維持する必要がある場合は、このレッスンを実行しないでください。
パブリッシャー側のリモート ディストリビューターの構成は、このチュートリアルの対象外です。
パブリッシャー側のディストリビューションを構成するには
SQL Server Management Studio でパブリッシャーに接続し、サーバー ノードを展開します。
[レプリケーション] フォルダーを右クリックし、[ディストリビューションの構成] をクリックします。
注
実際のサーバー名ではなく localhost を使用して SQL Server に接続すると、SQL Server が 'localhost' サーバーに接続できないことを示す警告とメッセージが表示されます。 警告ダイアログで [OK] をクリックします。 [サーバーへの接続] ダイアログで、[サーバー名] を localhost から使用しているサーバーの名前に変更します。 [接続] をクリックします。
ディストリビューション構成ウィザードが起動します。
[ディストリビューター] ページで、['<ServerName>' を独自のディストリビューターとする (SQL Server はディストリビューション データベースとログを作成します)] を選択し、[次へ] をクリックします。
SQL Server が実行されていない場合は、[SQL Server エージェントの起動] ページで [はい] を選択し、SQL Server エージェント サービスが自動的に起動するように構成します。 [次へ] をクリックします。
[スナップショット フォルダー] ボックスに、「\\<Machine_Name>\repldata」と入力し (<Machine_Name> はパブリッシャーの名前)、[次へ] をクリックします。
ウィザードの残りのページでは、既定値をそのまま使用します。
[完了] をクリックしてディストリビューションを有効にします。
パブリッシャー側のデータベース権限を設定するには
SQL Server Management Studio で、[セキュリティ] を展開して [ログイン] を右クリックし、[新しいログイン] をクリックします。
[全般] ページで [検索] をクリックし、[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに「<Machine_Name>\repl_snapshot」と入力し (<Machine_Name> はローカル パブリッシャー サーバーの名前)、[名前の確認] をクリックしてから [OK] をクリックします。
[このログインにマップされたユーザー] の一覧にある [ユーザー マッピング] ページで、ディストリビューション データベースと AdventureWorks2012 データベースの両方を選択します。
[データベース ロールのメンバーシップ] の一覧で、両方のデータベースのログイン用に db_owner ロールを選択します。
[OK] をクリックすると、ログインが作成されます。
手順 1. ~ 4. を繰り返して、ローカルの repl_logreader アカウントのログインを作成します。 このログインも、ディストリビューション データベースと AdventureWorks データベースの固定データベース ロール db_owner のメンバーとなっているユーザーにマップする必要があります。
手順 1. ~ 4. を繰り返して、ローカルの repl_distribution アカウントのログインを作成します。 このログインは、ディストリビューション データベースの固定データベース ロール db_owner のメンバーとなっているユーザーにマップする必要があります。
手順 1. ~ 4. を繰り返して、ローカルの repl_merge アカウントのログインを作成します。 このログインは、ディストリビューション データベースと AdventureWorks データベースのユーザーにマップする必要があります。