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簡易プーリングの無効化

このルールでは、サーバーで簡易プーリングが無効であることを確認します。 lightweightpooling を 1 に設定すると、SQL Server はファイバー モード スケジューリングに切り替わります。 ファイバー モードは、UMS ワーカーのコンテキスト切り替えがパフォーマンスの重大なボトルネックになる状況を対象としています。 この状況はまれであるため、一般的なシステムのパフォーマンスやスケーラビリティがファイバー モードで向上することはほとんどありません。

ベスト プラクティスと推奨事項

lightweightpooling オプションは、十分なテストを行い、他のパフォーマンス チューニングのすべての機会が評価された後、使用環境においてコンテキストの切り替えが既知の問題である場合にのみ有効にする必要があります。

ルーチン処理にファイバー モード スケジューリングを使用することはお勧めしません。これは、コンテキストの切り替えがもたらす本来の利点が損なわれることでパフォーマンスが低下する場合があるためと、スレッド ローカル ストレージ (TLS) やスレッド所有オブジェクト (Win32 カーネル オブジェクトの一種であるミューテックスなど) を使用する SQL Server の一部のコンポーネントがファイバー モードでは正常に機能しない場合があるためです。

簡易プーリングを削除するには、次のステートメントを実行し、SQL Server データベース エンジンを再起動します。

sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
sp_configure 'lightweightpooling', 0;
GO
RECONFIGURE;
GO

詳細情報

lightweight pooling サーバー構成オプション

関連項目

概念

ポリシー ベースの管理を使用したベスト プラクティスの監視と実行