SYSDATETIME (Transact-SQL)
SQL Server のインスタンスを実行しているコンピューターの日付と時刻を含む datetime2(7) 値を返します。
注 |
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1 秒未満の有効桁数で比較すると、SYSDATETIME と SYSUTCDATETIME の方が GETDATE と GETUTCDATE よりも高い精度を得ることができます。 SYSDATETIMEOFFSET には、システムのタイム ゾーン オフセットが含まれます。 SYSDATETIME、SYSUTCDATETIME、および SYSDATETIMEOFFSET は、date 型と time 型の任意の変数に割り当てることができます。 |
Transact-SQL の日付と時刻のデータ型および関数の概要については、「日付と時刻のデータ型および関数 (Transact-SQL)」を参照してください。
構文
SYSDATETIME ( )
戻り値の型
datetime2(7)
説明
Transact-SQL ステートメントでは、datetime2(7) 式を参照できる場所であればどこでも、SYSDATETIME を参照できます。
SYSDATETIME は非決定的関数です。 この関数を列内で参照するビューと式には、インデックスを付けることができません。
注 |
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SQL Server 2012 は、GetSystemTimeAsFileTime() Windows API を使用して日付と時刻の値を取得します。 精度は、SQL Server のインスタンスが実行されているコンピューター ハードウェアおよび Windows のバージョンによって異なります。 この API の精度は 100 ナノ秒で固定されます。 精度は、GetSystemTimeAdjustment() Windows API を使用して確認できます。 |
使用例
次の例では、現在の日付と時刻を返す 6 つの SQL Server システム関数を使用して、日付、時刻、またはその両方を取得しています。 値は順番に返されるため、秒の小数部が異なる可能性があります。
A. 現在のシステム日付と時刻を取得する
SELECT SYSDATETIME()
,SYSDATETIMEOFFSET()
,SYSUTCDATETIME()
,CURRENT_TIMESTAMP
,GETDATE()
,GETUTCDATE();
/* Returned:
SYSDATETIME() 2007-04-30 13:10:02.0474381
SYSDATETIMEOFFSET()2007-04-30 13:10:02.0474381 -07:00
SYSUTCDATETIME() 2007-04-30 20:10:02.0474381
CURRENT_TIMESTAMP 2007-04-30 13:10:02.047
GETDATE() 2007-04-30 13:10:02.047
GETUTCDATE() 2007-04-30 20:10:02.047
B. 現在のシステム日付を取得する
SELECT CONVERT (date, SYSDATETIME())
,CONVERT (date, SYSDATETIMEOFFSET())
,CONVERT (date, SYSUTCDATETIME())
,CONVERT (date, CURRENT_TIMESTAMP)
,CONVERT (date, GETDATE())
,CONVERT (date, GETUTCDATE());
/* All returned 2007-04-30 */
C. 現在のシステム時刻を取得する
SELECT CONVERT (time, SYSDATETIME())
,CONVERT (time, SYSDATETIMEOFFSET())
,CONVERT (time, SYSUTCDATETIME())
,CONVERT (time, CURRENT_TIMESTAMP)
,CONVERT (time, GETDATE())
,CONVERT (time, GETUTCDATE());
/* Returned
SYSDATETIME() 13:18:45.3490361
SYSDATETIMEOFFSET()13:18:45.3490361
SYSUTCDATETIME() 20:18:45.3490361
CURRENT_TIMESTAMP 13:18:45.3470000
GETDATE() 13:18:45.3470000
GETUTCDATE() 20:18:45.3470000
*/