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sys.server_event_sessions (Transact-SQL)

SQL Server に存在するすべてのイベント セッションの定義を一覧表示します。

列名

データ型

説明

event_session_id

int

イベント セッションの一意な ID。 NULL 値は許可されません。

name

sysname

イベント セッションを識別するためのユーザー定義の名前。 name は一意です。 NULL 値は許可されません。

event_retention_mode

nchar(1)

イベントの削除の処理方法を決定します。 次のいずれかを指定します。

  • S. event_retention_mode_desc = ALLOW_SINGLE_EVENT_LOSS にマップします。

  • M. event_retention_mode_desc = ALLOW_MULTIPLE_EVENT_LOSS にマップします。

  • N. event_retention_mode_desc = NO_EVENT_LOSS にマップします。

既定値は S です。 NULL 値は許可されません。

event_retention_mode_desc

sysname

イベントの削除の処理方法について説明します。 次のいずれかを指定します。

  • ALLOW_SINGLE_EVENT_LOSS。 セッションからイベントを削除できます。 単独のイベントは、すべてのイベント バッファーがいっぱいになったときだけ削除されます。 イベント バッファーがいっぱいのときに単独のイベントを削除することで、SQL Server のパフォーマンス特性が許容可能な状態になり、処理後のイベント ストリームでの損失を最小限に抑えることができます。

  • ALLOW_MULTIPLE_EVENT_LOSS。 いっぱいのイベント バッファーをセッションから削除できます。 削除されるイベントの数は、セッションに割り当てられているメモリ サイズ、メモリのパーティション分割、およびバッファー内のイベントのサイズによって異なります。 このオプションを使用すると、イベント バッファーがすぐにいっぱいになるときにサーバーのパフォーマンスに与える影響を最小限に抑えることができます。 ただし、多数のイベントがセッションから削除される可能性があります。

  • NO_EVENT_LOSS。 イベントの削除は許可されません。 このオプションを指定した場合、発生したすべてのイベントが保持されます。 このオプションを使用した場合、イベントを開始するすべてのタスクは、イベント バッファーに空きができるまで待機します。 その結果、イベント セッションがアクティブになっている間、検知できる程度のパフォーマンスの低下が発生する可能性があります。

既定値は ALLOW_SINGLE_EVENT_LOSS です。 NULL 値は許可されません。

max_dispatch_latency

int

イベントをセッション ターゲットに渡す前にメモリにバッファリングする時間 (ミリ秒単位)。 有効な値は、1 ~ 2147483648 および -1 です。 値 -1 は、ディスパッチ待機時間が無制限であることを示します。 NULL 値は許可されます。

max_memory

int

イベントのバッファリング用にセッションに割り当てるメモリの量。 既定値は 4 MB です。 NULL 値は許可されます。

max_event_size

int

イベント セッション バッファーに収まらないイベント用に確保するメモリの量。 計算されたバッファー サイズを max_event_size が超える場合、サイズが max_event_size のバッファーが追加で 2 つイベント セッションに割り当てられます。 NULL 値は許可されます。

memory_partition_mode

nchar(1)

イベント バッファーを作成するメモリ内の場所。 memory_partition_mode は次のいずれかです。

  • G : NONE

  • C : PER_CPU

  • N : PER_NODE

既定のパーティション モードは G です。 NULL 値は許可されません。

memory_partition_mode_desc

sysname

次のいずれかを指定します。

  • NONE。 1 つのバッファー セットが SQL Server インスタンス内で作成されます。

  • PER_CPU。 CPU ごとに 1 つのバッファー セットが作成されます。

  • PER_NODE。 NUMA (non-uniform memory access) ノードごとに 1 つのバッファー セットが作成されます。

既定値は NONE です。 NULL 値は許可されません。

track_causality

bit

因果関係の追跡を有効または無効にします。 1 (ON) に設定した場合、追跡が有効になり、異なるサーバー接続上の関連イベントを相関付けることができます。 既定の設定は 0 (OFF) です。 NULL 値は許可されません。

startup_state

bit

サーバーの起動時にセッションを自動的に開始するかどうかを指定する値。 次のいずれかを指定します。

  • 0 (OFF)。 サーバーの起動時にセッションは開始されません。

  • 1 (ON)。 サーバーの起動時にイベント セッションが開始されます。

既定値は 0 です。 NULL 値は許可されません。

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

関連項目

参照

カタログ ビュー (Transact-SQL)

拡張イベント カタログ ビュー (Transact-SQL)

概念

拡張イベント