ReportServer:Service と ReportServerSharePoint:Service パフォーマンス オブジェクトのパフォーマンス カウンター
このトピックでは、配置した SQL Server 2012 に含まれる ReportServer:Service および ReportServerSharePoint:Service パフォーマンス オブジェクトのパフォーマンス カウンターについて説明します。
注 |
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このパフォーマンス オブジェクトを使用して、ローカル レポート サーバー上のイベントを監視します。 スケールアウト配置でレポート サーバーを実行している場合、カウントはスケールアウト配置全体ではなく、現在のサーバーに適用されます。 |
パフォーマンス オブジェクトは、Windows パフォーマンス モニター (Perfmon.exe) で利用できます。 詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。 ランタイム プロファイル (https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/w4bz2147.aspx)
このトピックの内容
ReportServer:Service (ネイティブ モード)
ReportServerSharePoint:Service (SharePoint モード)
PowerShell を使用してカウンター一覧を取得する
適用対象: SQL Server 2012.
ReportServer:Service パフォーマンス カウンター (ネイティブ モードのレポート サーバー)
ReportServer:Service パフォーマンス オブジェクトには複数のカウンターが含まれおり、レポート サーバー インスタンスの HTTP 関連のイベントやメモリ関連のイベントの追跡に使用されます。 このパフォーマンス オブジェクトは、コンピューター上の Reporting Services インスタンスごとに 1 つ存在します。各インスタンスのパフォーマンス オブジェクトに対して、カウンターを追加したり削除したりできます。 既定のインスタンスのカウンターは、ReportServer:Service という形式で表示されます。 名前付きインスタンスのカウンターは、ReportServer$<instance_name>:Service という形式で表示されます。
ReportServer:Service は、SQL Server 2008 Reporting Services で新しく追加されたパフォーマンス オブジェクトです。以前のバージョンの Reporting Services の ASP.NET やインターネット インフォメーション サービス (IIS) に含まれていたカウンターのサブセットを備えています。 これらは、Reporting Services に固有の新しいカウンターです。要求、接続、ログオン試行など、レポート サーバーにおける HTTP 関連のイベントが追跡されます。 さらに、このパフォーマンス オブジェクトには、メモリ管理イベントを追跡するカウンターも含まれています。
次の表は、ReportServer:Service パフォーマンス オブジェクトに含まれているカウンターの一覧です。
次の Windows PowerShell スクリプトは CounterSetName のパフォーマンス カウンターの一覧を返します
(get-counter -listset "ReportServer:Service").paths
カウンター |
説明 |
---|---|
Active connections |
サーバー上で現在アクティブな接続の数。 |
Bytes Received Total |
サーバーが受信したバイト数。 レポート マネージャーとレポート サーバーの両方によって受信された生のバイトの合計がカウントされます。 |
Bytes Received/sec |
サーバーが受信した 1 秒あたりのバイト数。 このカウンターは、転送が完了したときのみ更新されます。 つまり、転送が完了して初めて、カウンターの値が 0 の状態から増加します。 |
Bytes Sent Total |
サーバーから送信されたバイト数。 レポート マネージャーとレポート サーバーの両方によって送信された生のバイトの合計がカウントされます。 |
Bytes Sent/sec |
サーバーから送信された 1 秒あたりのバイト数。 このカウンターは、転送が完了したときのみ更新されます。 つまり、転送が完了して初めて、カウンターの値が 0 の状態から増加します。 |
Errors Total |
HTTP 要求の処理中に発生したエラーの合計数。 このエラーには、HTTP ステータス コードの 400 番台と 500 番台が含まれます。 |
Errors/sec |
HTTP 要求の処理中に発生した 1 秒あたりのエラーの合計数。 このエラーには、HTTP ステータス コードの 400 番台と 500 番台が含まれます。 |
Logon Attempts Total |
RSWindows 認証タイプに基づくログオン試行の回数。 RSWindows 認証タイプには、RSWindowsNegotiate、RSWindowsNTLM、RSWindowsKerberos、RSWindowsBasic などがあります。 ゼロ (0) はカスタム認証を表します。 |
Logon Attempts/sec |
ログオン試行の割合。 |
Logon Successes Total |
RSWindows 認証タイプのログオンに成功した回数。 RSWindows 認証タイプには、RSWindowsNegotiate、RSWindowsNTLM、RSWindowsKerberos、RSWindowsBasic などがあります。 ゼロ (0) はカスタム認証を表します。 |
Logon Successes/sec |
成功したログオンの割合。 |
Memory Pressure State |
サーバーの現在のメモリの状態を示す 1 ~ 5 の数値。
|
Memory Shrink Amount |
使用メモリ量を縮小するためにサーバーが要求したバイト数。 |
Memory Shrink Notifications/sec |
使用メモリ量を縮小するために、サーバーが直前の 1 秒間に送信した通知の数。 この値は、サーバーでメモリ不足が何回発生しているかを示しています。 |
Requests Disconnected |
通信エラーのために切断された要求の数。 |
Requests Executing |
現在処理中の要求の数。 |
Requests Not Authorized |
HTTP 401 ステータス コードで失敗した要求の数。 |
Requests Rejected |
サーバー リソースが不足しているために処理されなかった要求の合計数。 このカウンターは、サーバーがビジーであることを示す HTTP 503 ステータス コードを返した要求の数を表します。 |
Requests Total |
レポート サーバー サービスが起動後に受け取った要求の合計数。 レポート マネージャーに送信された要求およびレポート マネージャーからレポート サーバーに送信ざれた要求がカウントされます。 |
Requests/sec |
1 秒あたりに処理された要求の数。 この値はアプリケーションの現在のスループットを表します。 |
Tasks Queued |
スレッドが使用可能になるのを待機しているタスクの数。 レポート サーバーに対する要求は、それぞれ、1 つまたは複数のタスクと対応します。 このカウンターによって表されるのは、処理の準備が整っているタスクの数だけです。現在実行中のタスクの数は含まれません。 |
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ReportServerSharePoint:Service (SharePoint モードのレポート サーバー)
SQL Server 2012 Reporting Services には、ReportServerSharePoint:Service パフォーマンス オブジェクトが追加されました。
次の Windows PowerShell スクリプトは CounterSetName のパフォーマンス カウンターの一覧を返します
(get-counter -listset "ReportServerSharePoint:Service").paths
カウンター |
説明 |
---|---|
Memory Pressure State |
|
Memory Shrink Amount |
|
Memory Shrink Notifications/Sec |
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PowerShell コマンドレットを使用して一覧を取得する
次の Windows PowerShell スクリプトは CounterSetName "ReportServerSharePoint:Service" のパフォーマンス カウンターの一覧を返します
(get-counter -listset "ReportServerSharePoint:Service").paths
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関連項目
概念
MSRS 2011 Web Service と MSRS 2011 Windows Service パフォーマンス オブジェクトのパフォーマンス カウンター (ネイティブ モード)