配置のチェック リスト: ファームへの PowerPivot サーバーの追加によるスケールアウト
SharePoint ファーム内で PowerPivot クエリ処理の要求が大量になることが予想される場合は、PowerPivot for SharePoint のインスタンスを追加して、新規クエリやデータ処理に対するサポート性能をシームレスに追加することができます。
新しいインスタンスをインストールすると、PowerPivot データのクエリや PowerPivot データの更新ジョブに対する処理容量が増加します。 必要に応じて、各サーバーで特定の種類の要求 (クエリまたはデータ更新) だけを処理することもできます。
前提条件
SharePoint Server 2010 がインストールおよび構成されている。
SharePoint Server 2010 SP1 が適用され、ファームがアップグレードされている。
ファーム内の既存の PowerPivot for SharePoint インスタンスが SQL Server 2012 (新規インストールか、または SQL Server 2008 R2 からのアップグレード) である。
新しい SQL Server 2012 PowerPivot for SharePoint サーバーのインストール先となるコンピューターが、ファームに参加している。 ファーム内のコンピューターとその他のサーバーは、同じドメインに属する必要があります。
次の追加トピックを確認し、システムとバージョンの要件を理解してください。
注 |
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マルチサーバー ファームでは、すべての PowerPivot for SharePoint インスタンスのバージョンが同じである必要があります。 ファーム内にある他の既存の PowerPivot サーバーにサービス パックや更新プログラムが適用されている場合は、追加する新しいインスタンスも、ファーム内の既存のインスタンスと同じバージョンに更新する必要があります。 新しいインスタンスは、アップグレードが適用されるまで利用できません。 |
手順
このチェック リストを使用して、SharePoint ファームに PowerPivot サーバーを追加します。 この手順では、ファーム内に既に PowerPivot for SharePoint サーバーが 1 つ存在し、2 番目のサーバーを追加して処理負荷の増加に対処することを想定しています。 インストール要件、インストール後の構成、および確認の内容が異なる点を除いて、スケールアウト ソリューションの配置手順は、既存のファームに 1 つの PowerPivot サーバーを追加する場合と同じです。
手順 |
リンク |
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ファーム内に既に存在している Analysis Services インスタンスのサービス アカウントを確認する |
インストールする各追加インスタンスは、1 つ目のインスタンスと同じアカウントで実行される必要があります。 次のどちらかの方法でサービス アカウントを確認します。
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セットアップを実行して、PowerPivot for SharePoint の 2 つ目のインスタンスをインストールする |
PowerPivot for SharePoint のインストール ファームに参加していてサーバー上に既存の PowerPivot インスタンスがないアプリケーション サーバーを選択します。 セットアップ中、サービス アカウントを指定するよう求められた場合は、前の手順のアカウントを入力します。 Analysis Services サービスのすべてのインスタンスは、同じドメイン アカウントで実行される必要があります。 この要件を満たすことにより、SharePoint の管理アカウント機能を使用できるようになります。これによって、1 つの場所のパスワードを同じ種類のすべてのサービス インスタンスに対して更新できるようになります。 |
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2 つ目のインスタンスを構成する |
インスタンスの構成は、次のいずれかの方法で行うことができます: PowerPivot 構成ツール または Windows PowerShell を使用した PowerPivot の構成 2 つ目のインスタンスを構成するときに必要なのは、ローカル サービスのプロビジョニングだけです。 その他すべての構成タスク (サービス アプリケーションの作成やデータ更新の構成など) は最初の構成時に実行され、後続のインスタンスのインストール時にはそれらが使用されます。 |
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インストール後の作業 |
必要な手順はこれで終了です。 サービス アプリケーションの作成、機能のアクティブ化、ソリューションの配置、サービス アプリケーション ID の変更を行う必要はありません。 既存の Web アプリケーションやサービス アプリケーションで、新しいサーバー ソフトウェアが自動的に検出されて使用されます。 一方のサーバーをクエリ専用にし、もう一方のサーバーをデータ更新専用にする目的で 2 番目のサーバーをインストールした場合は、ここでサーバー インスタンスのプロパティを構成し、各サーバーで処理する要求の種類を指定できます。 詳細については、「データ更新専用またはクエリ専用処理の構成 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。 |
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2 つ目のインスタンスがインストールされたことを確認する |
インストールしたサーバー上で PowerPivot クエリが正常に処理されることを確認するには、次の手順を実行します。
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関連項目
タスク
初期構成 (PowerPivot for SharePoint)