FLOOR 関数

切り捨てを行い、基準値の最も近い倍数になるように、数値を (ゼロに近い方に) 丸めます。

構文

FLOOR(<number>, <significance>)

項目	定義
number	丸める数値。
significance	丸めによって求める倍数の基準値。引数のnumber および significance は、どちらも正の数であるか、どちらも負の数である必要があります。

10 進数。

どちらかの引数に数値以外の値を指定した場合、FLOOR は #VALUE! エラー値を返します。

number と significance の符号が異なる場合、FLOOR は #NUM! エラー値を返します。

number の符号に関係なく、ゼロから遠い方に数値を調整すると、値は切り捨てになります。 number が significance の倍数と等しい場合は、丸められません。

次の数式は、テーブル InternetSales の [Total Product Cost] 列の値を受け取り、0.1 の倍数のうち最も近い数値まで切り捨てています。

=FLOOR(InternetSales[Total Product Cost],.5)

次の表に、いくつかのサンプル値に対応する期待される結果を示します。