DISTINCTCOUNT 関数 (DAX)
DISTINCTCOUNT 関数は、数値列内の異なるセルの数をカウントします。
構文
DISTINCTCOUNT(<column>)
パラメーター
- column
カウント対象の数値が格納されている列。
戻り値
column 内の重複しない値の数。
説明
この関数で指定できる唯一の引数は列です。 あらゆるデータ型の列を使用できます。 この関数は、カウントする行がない場合 BLANK を返し、それ以外の場合は重複しない値の数を返します。
使用例
次の例は、ResellerSales_USD[SalesOrderNumber] 列に含まれる、重複しない販売注文の数をカウントします。
=DISTINCTCOUNT(ResellerSales_USD[SalesOrderNumber])
各行に西暦年、各列に製品カテゴリが配置されたテーブルで上記のメジャーを使用した場合、次の結果が得られます。
重複しない再販業者の注文のカウント |
列ラベル |
|||||
行ラベル |
Accessories |
Bikes |
Clothing |
コンポーネント |
総計 |
|
2005 |
135 |
345 |
242 |
205 |
366 |
|
2006 |
356 |
850 |
644 |
702 |
1015 |
|
2007 |
531 |
1234 |
963 |
1138 |
1521 |
|
2008 |
293 |
724 |
561 |
601 |
894 |
|
総計 |
1315 |
3153 |
2410 |
2646 |
1 |
3797 |
上の例では、総計の値が行の合計値を示していません。これは、1 つの注文に、同じ注文で異なる製品カテゴリの行アイテムが含まれることがあるためです。