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DAX クエリ構文のリファレンス

ユーザーは、DAX クエリを使用して、テーブル式によって定義されたデータを xVelocity メモリ内分析エンジン (VertiPaq) から取得できます。 クエリの一部としてメジャーを作成できます。これらのメジャーはクエリの実行期間のみ存在します。

構文

[DEFINE {  MEASURE <tableName>[<name>] = <expression> }

EVALUATE <table>

[ORDER BY {<expression> [{ASC | DESC}]}[, …]

   [START AT {<value>|<parameter>} [, …]]]

パラメーター

  • DEFINE 句
    クエリの実行期間にわたって保持されるメジャーを定義するための、クエリ ステートメントの省略可能な句です。 定義では、現在の定義の前または後に出現する他の定義を参照できます。

  • tableName
    標準 DAX 構文を使用した既存のテーブルの名前。 式を指定することはできません。

  • name
    新しいメジャーの名前です。 式を指定することはできません。

  • expression
    単一のスカラー値を返す任意の DAX 式です。

  • EVALUATE 句
    クエリの結果を生成するテーブル式を含みます。 式では、定義されたメジャーを使用できます。

    この式はテーブルを返します。 スカラー値が必要な場合、メジャーを作成するユーザーは、スカラーを ROW() 関数にラップして、必要なスカラーを含むテーブルを生成することができます。

  • ORDER BY 句
    クエリ結果の並べ替えに使用される式を定義する省略可能な句です。 結果の行ごとに評価できる式はすべて有効です。

  • START AT サブ句
    ORDER BY 句内の、クエリ結果が開始される値を定義する省略可能な句。 START AT 句は ORDER BY 句の一部であり、この句の外部で使用することはできません。

    順序付けられた結果セット内で、START AT 句は、結果セットの開始行を定義します。

    START AT の各引数は、ORDER BY 句の各列と一対一で対応します。したがって、ORDER BY 句の引数と START AT 句の引数は同数になります。 START AT の最初の引数は、ORDER BY の列の列 1 の開始値を定義します。 START AT の 2 番目の引数は、列 1 の最初の値を満たす行のうちで、ORDER BY の列の列 2 の開始値を定義します。

  • value
    定数値。式を指定することはできません。

  • parameter
    @ 文字で始まる XMLA ステートメント内のパラメーターの名前。 詳細については、「DAX クエリのパラメーター」を参照してください。

戻り値

一連のデータから成るテーブル。