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sys.dm_hadr_cluster (Transact-SQL)

AlwaysOn 可用性グループ に対応した SQL Server のインスタンスをホストする Windows Server フェールオーバー クラスタリング (WSFC) ノードに WSFC のクォーラムが存在する場合、sys.dm_hadr_cluster は、クラスター名とクォーラムに関する情報を公開する行を返します。 WSFC ノードにクォーラムが存在しない場合、行は返されません。

列名

データ型

説明

cluster_name

nvarchar(128)

AlwaysOn 可用性グループに対応した SQL Server のインスタンスをホストする WSFC クラスターの名前。

quorum_type

tinyint

この WSFC クラスターで使用されているクォーラムの種類。次のいずれかになります。

0 = ノード マジョリティ。 このクォーラム構成では、クラスター内の半数のノード (切り上げ) より 1 つ少ない数のノードの障害に耐えることができます。 たとえば、7 つのノードから成るクラスターの場合、このクォーラム構成では 3 つのノードの障害に対する耐性があります。

1 = ノードおよびディスク マジョリティ。 ディスク監視がオンラインのままの場合、このクォーラム構成では、クラスター内の半数のノード (切り上げ) の障害に耐えることができます。 たとえば、6 つのノードから成るクラスターの場合、ディスク監視がオンラインのときは 3 つのノードの障害に対する耐性があります。 ディスク監視がオフラインになった場合、またはディスク監視で障害が発生している場合、半数のノード (切り上げ) より 1 つ少ない数のノードの障害に耐えることができます。 たとえば、6 つのノードから成るクラスターの場合、ディスク監視で障害が発生しているときは 2 つのノード (3-1=2) の障害に対する耐性があります。

2 = ノードおよびファイル共有マジョリティ。 このクォーラム構成は "ノードおよびディスク マジョリティ" と同じように動作しますが、ディスク監視の代わりにファイル共有監視を使用します。

3 = マジョリティなし: ディスクのみ。 クォーラム ディスクがオンラインの場合、このクォーラム構成では、1 つを除くすべてのノードの障害に耐えることができます。

quorum_type_desc

varchar(50)

quorum_type の説明。次のいずれかになります。

NODE_MAJORITY

NODE_AND_DISK_MAJORITY

NODE_AND_FILE_SHARE_MAJORITY

NO_MAJORITY:_DISK_ONLY

quorum_state

tinyint

WSFC クォーラムの状態。次のいずれかになります。

0 = クォーラム状態不明

1 = 通常のクォーラム

2 = 強制クォーラム

quorum_state_desc

varchar(50)

quorum_state の説明。次のいずれかになります。

UNKNOWN_QUORUM_STATE

NORMAL_QUORUM

FORCED_QUORUM

権限

サーバーの VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

関連項目

参照

sys.dm_hadr_cluster_members (Transact-SQL)

概念

可用性グループの監視 (Transact-SQL)

その他の技術情報

AlwaysOn 可用性グループの動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)

AlwaysOn 可用性グループ カタログ ビュー (Transact-SQL)