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TIMEFROMPARTS (Transact-SQL)

指定された有効桁数を使用して、指定された時刻を表す time 値を返します。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

TIMEFROMPARTS ( hour, minute, seconds, fractions, precision )

引数

  • hour
    時間を指定する整数式。

  • minute
    分を指定する整数式。

  • seconds
    秒を指定する整数式。

  • fractions
    小数部分を指定する整数式。

  • precision
    返される time 値の有効桁数を指定する整数リテラル。

戻り値の型

time ( precision )

説明

TIMEROMPARTS は、完全に初期化された time 値を返します。 引数が無効な場合は、エラーが発生します。 パラメーターのいずれかが NULL の場合、NULL が返されます。 ただし、precision 引数が NULL の場合は、エラーが発生します。

fractions 引数は precision 引数に依存します。 たとえば、precision が 7 の場合、小数部分はそれぞれ 100 ナノ秒を表します。precision が 3 の場合、小数部分はそれぞれ 1 ミリ秒を表します。 precision の値が 0 の場合、fractions の値も 0 にする必要があります。そうしないと、エラーが発生します。

この関数は、SQL Server 2012 以上のサーバーに対してリモート処理が可能です。 SQL Server 2012 より前のバージョンのサーバーには、リモート処理は実行できません。

使用例

A. 秒の小数部を使用しない場合の簡単な例

SELECT TIMEFROMPARTS ( 23, 59, 59, 0, 0 ) AS Result;

以下に結果セットを示します。

Result
--------------------
23:59:59.0000000

(1 row(s) affected)

B. 秒の小数部を使用する場合の例

以下の例は、fractions パラメーターと precision パラメーターの使用方法を示しています。

  1. fractions の値が 5 で precision の値が 1 の場合、fractions の値は 1 秒の 5/10 を表します。

  2. fractions の値が 50 で precision の値が 2 の場合、fractions の値は 1 秒の 50/100 を表します。

  3. fractions の値が 500 で precision の値が 3 の場合、fractions の値は 1 秒の 500/1000 を表します。

SELECT TIMEFROMPARTS ( 14, 23, 44, 5, 1 );
SELECT TIMEFROMPARTS ( 14, 23, 44, 50, 2 );
SELECT TIMEFROMPARTS ( 14, 23, 44, 500, 3 );
GO

以下に結果セットを示します。

----------------
14:23:44.5

(1 row(s) affected)


----------------
14:23:44.50

(1 row(s) affected)


----------------
14:23:44.500

(1 row(s) affected)