配置のチェック リスト: 既存の SharePoint ファームへの Reporting Services のインストール

Reporting Services SharePoint レポート サーバーは、新規または既存の SharePoint ファームにインストールできます。 このトピックでは、Reporting Services を既存の SharePoint ファームにインストールする場合に想定されるシナリオとベスト プラクティスについて説明します。

必要条件

セットアップを実行する前に、次の情報を確認します。

手順

リンク

システム要件を確認します。

ハードウェアとソフトウェアの要件 (PowerPivot for SharePoint と Reporting Services の SharePoint モード)

レポート サーバーを配置する際に使用するアカウントを作成または識別します。 レポート サーバー サービスのサービス アカウントと、レポート サーバー データベースに接続するための資格情報が必要になります。

レポート サーバー データベースをホストする SQL Server のインスタンスを決定します。 ローカルまたはリモートの SQL Server インスタンスを使用できます。 レポートに見合う記憶域容量があるコンピューターのインスタンスを選択してください。

(省略可能) サブスクリプションにレポート サーバーの電子メールを使用する場合は、組織の電子メール サービスを行う SMTP サーバーまたはゲートウェイの名前を調べます。

電子メール配信用のレポート サーバーの構成 (Reporting Services)

注意

SQL Server 2012 の以前の CTP リリースからコンピューターをアップグレードする際に構成ファイルに独自の変更を加えている場合、SQL Server 2012 にアップグレードした後の構成ファイルにも同じ変更を行う必要があります。 影響を受けるファイルは web.configclient.config です。

インストールのシナリオ

次の表では、Reporting Services を既存の SharePoint ファームにインストールする場合に想定されるシナリオについて説明します。 ローカル モードでは、Reporting Services レポート サーバーと統合することなく、SharePoint ドキュメント ライブラリからレポートをローカルに表示できます。 SharePoint 製品では Reporting Services アドインは必須ですが、Reporting Services レポート サーバーは必須ではありません。 ローカル モードの詳細については、「レポート ビューアーでのローカル モードと接続モードのレポート (Reporting Services の SharePoint モード)」および「SharePoint 製品用 Reporting Services アドインの検索場所」を参照してください。

構成の開始

ワークフロー

構成の終了

コメント

ローカル モードの SQL Server 2008 R2

インストール

接続モードの SQL Server 2012

接続モードの SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2

インプレース アップグレード

接続モードの SQL Server 2012

接続モードの SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2

移行

接続モードの SQL Server 2012

インストールとインプレース アップグレードのチェック リスト

次の表は、インストール時に確認および使用する必要がある手順、ツール、および情報をまとめたものです。

手順

リンク

インストールと初期構成

すべての Web フロントエンド (WFE) コンピューターに SharePoint アドインをインストールします。

ファームへの Reporting Services Web フロントエンドの追加

SQL Server SQL Server 2012 Reporting Services とデータベース エンジンをインストールします。

SharePoint モードの Reporting Services を単一サーバー ファームとしてインストールする

少なくとも 1 つの SSRS サービス アプリケーションを作成し、サービス アプリケーションの関連付けを構成します。

SharePoint モードの Reporting Services を単一サーバー ファームとしてインストールする」の「サービス アプリケーション」を参照

その他の構成

ドキュメント ライブラリに SSRS のコンテンツの種類を追加します。

レポート サーバー コンテンツの種類をライブラリに追加する (Reporting Services の SharePoint 統合モード)

SQL Server エージェントを準備します。

SSRS サービス アプリケーションを使用するためのサブスクリプションと警告の準備

サービス アプリケーションの電子メール設定を構成します。

Reporting Services サービス アプリケーションの電子メールの構成

Claims to Windows Token Service (C2WTS) を構成します。

Windows トークン サービスに対するクレーム (C2WTS)

移行のチェック リスト

次に、既存のインストールから新規インストールに移行する場合の基本的な手順の一覧を示します。

手順

リンク

新規サーバーをインストールおよび構成します。 これには、次の内容が含まれます。

  • SharePoint 製品準備ツール

  • SharePoint 2010 製品

  • SharePoint 2010 SP1

  • SharePoint モードの Reporting Services

  • SharePoint 2010 製品用 Reporting Services アドイン

SharePoint モードの Reporting Services を単一サーバー ファームとしてインストールする

少なくとも 1 つの Reporting Services サービス アプリケーションを作成します。

Reporting Services データベースをバックアップします。

Reporting Services 暗号化キーをバックアップします。

Reporting Services データベースと暗号化キーを復元します。

すべての Web アプリケーションを新規 Reporting Services サービス アプリケーションにマップします。

これで新しいインストールが機能します。

古いサーバーの統合 URL を削除します。

SharePoint サーバーの全体管理の [アプリケーションの全般設定] ページで、[Reporting Services 統合] をクリックします。

必要に応じて、古いインストールから Reporting Services をアンインストールします。

関連項目

概念

Power View およびデータの警告用の Reporting Services SharePoint モードのレポート サーバーのインストール

SharePoint 2010 ファームで SQL Server BI 機能を使用するためのガイド

SharePoint および Reporting Services コンポーネントのサポートされる組み合わせ