コマンド ライン管理ツール: SqlLocalDB.exe
SqlLocalDB.exe は、コマンド ラインから LocalDB インスタンスを簡単に管理できるシンプルなツールです。 LocalDB インスタンスの API の単純なラッパーとして実装されています。 SQLCMD などの多くの SQL Server ツールの場合と同様、パラメーターはコマンド ライン引数として SqlLocalDB に渡され、出力はコンソールに送られます。
SqlLocalDB では、開発者が LocalDB を使用できます。API を呼び出すコードを記述したり、他のツールを使用したりする必要はありません。
SqlLocalDB オプション
SqlLocalDB では、次のオプションがサポートされています。
オプション |
実行内容 |
---|---|
-? |
ヘルプ テキストを出力します。 |
create|c "instance name" [version-number] [-s] |
指定された名前とバージョンで LocalDB インスタンスを新規作成します。 [version-number] パラメーターを省略した場合、既定で SqlLocalDB ビルド バージョンになります。 -s は、LocalDB インスタンスの新規作成後に、そのインスタンスを起動します。 |
delete|d “instance name” |
指定した名前の LocalDB インスタンスを削除します。 |
start|s "instance name" |
指定した名前の LocalDB インスタンスを起動します。 |
stop|p "instance name" [-i|-k] |
現在のクエリの実行が終了した後、指定した名前の LocalDB インスタンスを停止します。 -i は、NOWAIT オプション付きで LocalDB インスタンスのシャットダウンを要求します。 -k は、LocalDB インスタンス プロセスに通知することなく、そのプロセスを停止します。 |
share|h ["owner SID or account"] "private name" "shared name" |
指定された共有名を使用して、指定されたプライベート インスタンスを共有します。 ユーザー SID またはアカウント名を省略した場合、既定で現在のユーザーになります。 |
unshare|u “shared name” |
指定された共有 LocalDB インスタンスの共有を解除します。 |
info|i |
現在のユーザーが所有している既存のすべての LocalDB インスタンス、および共有されているすべての LocalDB インスタンスを一覧表示します。 |
info|i “instance name” |
指定された LocalDB インスタンスに関する情報を出力します。 |
versions|v |
コンピューターにインストールされているすべての LocalDB バージョンを一覧表示します。 |
trace|t on|off |
トレースのオンとオフを切り替えます。 |
SqlLocalDB では、スペースを区切り文字として扱います。スペースと特殊文字が含まれるインスタンス名は、引用符で囲む必要があります。 次に例を示します。
SqlLocalDB create "My instance name with spaces"