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MDSCHEMA_HIERARCHIES 行セット

特定のディメンション内の各階層について記述します。

行セットの列

MDSCHEMA_HIERARCHIES 行セットには、次の列が含まれています。

列名

型インジケーター

長さ

説明

CATALOG_NAME

DBTYPE_WSTR

この階層が所属するカタログの名前。 プロバイダーがカタログをサポートしない場合は NULL です。

SCHEMA_NAME

DBTYPE_WSTR

サポートされていません。

CUBE_NAME

DBTYPE_WSTR

(必須) この階層が所属するキューブの名前。

DIMENSION_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

この階層が所属するディメンションの一意の名前。 修飾によって一意の名前を生成するプロバイダーのために、この名前の各コンポーネントは区切り記号付きです。

HIERARCHY_NAME

DBTYPE_WSTR

階層の名前。 ディメンションに階層が 1 つしかない場合は空白です。 Microsoft SQL Server Analysis Services では、この列に値が必ず格納されています。

HIERARCHY_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

階層の一意の名前。

HIERARCHY_GUID

DBTYPE_GUID

サポートされていません。

HIERARCHY_CAPTION

DBTYPE_WSTR

階層に関連付けられたラベルまたはキャプション。 主に表示の目的で使用します。 キャプションが存在しない場合は、HIERARCHY_NAME を返します。 ディメンションに階層が含まれていないか、階層が 1 つしかない場合、この列にはディメンションの名前が格納されます。

DIMENSION_TYPE

DBTYPE_I2

ディメンションの種類。 有効な値は次のとおりです。

  • MD_DIMTYPE_UNKNOWN (0)

  • MD_DIMTYPE_TIME (1)

  • MD_DIMTYPE_MEASURE (2)

  • MD_DIMTYPE_OTHER (3)

  • MD_DIMTYPE_QUANTITATIVE (5)

  • MD_DIMTYPE_ACCOUNTS (6)

  • MD_DIMTYPE_CUSTOMERS (7)

  • MD_DIMTYPE_PRODUCTS (8)

  • MD_DIMTYPE_SCENARIO (9)

  • MD_DIMTYPE_UTILIY (10)

  • MD_DIMTYPE_CURRENCY (11)

  • MD_DIMTYPE_RATES (12)

  • MD_DIMTYPE_CHANNEL (13)

  • MD_DIMTYPE_PROMOTION (14)

  • MD_DIMTYPE_ORGANIZATION (15)

  • MD_DIMTYPE_BILL_OF_MATERIALS (16)

  • MD_DIMTYPE_GEOGRAPHY (17)

HIERARCHY_CARDINALITY

DBTYPE_UI4

階層内のメンバーの数。

DEFAULT_MEMBER

DBTYPE_WSTR

この階層の既定のメンバー。 これは一意の名前です。 すべての階層に既定のメンバーが必要です。

ALL_MEMBER

DBTYPE_WSTR

ロールアップの最高レベルのメンバー。

DESCRIPTION

DBTYPE_WSTR

階層に関する人間が判読できる説明。 説明が存在しない場合は NULL になります。

STRUCTURE

DBTYPE_I2

階層の構造。 有効な値は次のとおりです。

  • MD_STRUCTURE_FULLYBALANCED (0)

  • MD_STRUCTURE_RAGGEDBALANCED (1)

  • MD_STRUCTURE_UNBALANCED (2)

  • MD_STRUCTURE_NETWORK (3)

IS_VIRTUAL

DBTYPE_BOOL

常に False が返されます。

IS_READWRITE

DBTYPE_BOOL

ディメンション列への書き戻しが有効になっているかどうかを示すブール値。

この階層を表す Write Back to dimension 列が有効になっている場合は、TRUE を返します。

DIMENSION_UNIQUE_SETTINGS

DBTYPE_I4

常に MDDIMENSIONS_MEMBER_KEY_UNIQUE (1) を返します。

DIMENSION_MASTER_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

常に NULL を返します。

DIMENSION_IS_VISIBLE

DBTYPE_BOOL

常に true が返されます。 ディメンションが表示されていない場合は、スキーマ行セットに表示されません。

HIERARCHY_ORDINAL

DBTYPE_UI4

キューブの全階層にわたる階層の序数。

DIMENSION_IS_SHARED

DBTYPE_BOOL

常に TRUE を返します。

HIERARCHY_IS_VISIBLE

DBTYPE_BOOL

階層が表示されるかどうかを示すブール値。

階層が表示される場合は TRUE を、表示されない場合は FALSE を返します。

HIERARCHY_ORIGIN

DBTYPE_UI2

階層のソースを決定するビット マスク。

  • MD_ORIGIN_USER_DEFINED は、ユーザー定義階層内のレベルを識別します。

  • MD_ORIGIN_ATTRIBUTE は、属性階層内のレベルを識別します。

  • MD_ORIGIN_INTERNAL は、有効になっていない属性階層内のレベルを識別します。

  • MD_ORIGIN_KEY_ATTRIBUTE は、キー属性階層内のレベルを識別します。

HIERARCHY_DISPLAY_FOLDER

DBTYPE_WSTR

ユーザー インターフェイスでの階層の表示に使用するパス。 フォルダー名はセミコロン (;) で区切られます。 入れ子になったフォルダーは円記号 (\) で示されます。

INSTANCE_SELECTION

DBTYPE_UI2

階層の表示方法に関するクライアント アプリケーションへのヒント。 有効な値は次のとおりです。

  • MD_INSTANCE_SELECTION_NONE

  • MD_INSTANCE_SELECTION_DROPDOWN

  • MD_INSTANCE_SELECTION_LIST

  • MD_INSTANCE_SELECTION_FILTEREDLIST

  • MD_INSTANCE_SELECTION_MANDATORYFILTER

GROUPING_BEHAVIOR

DBTYPE_I2

この階層のクライアントに期待されるグループ化の動作を指定する列挙。 次の値を指定できます。

  • EncourageGrouping (1)

  • DiscourageGrouping (2)

STRUCTURE_TYPE

DBTYPE_WSTR

階層の種類を示します。 有効な値は次のとおりです。

  • Natural

  • Unnatural

  • Unknown

行セットは、CATALOG_NAME、SCHEMA_NAME、CUBE_NAME、DIMENSION_UNIQUE_NAME、HIERARCHY_NAME を基準に並べ替えることができます。

制限の列

MDSCHEMA_HIERARCHIES 行セットは、次の表に示されている列で制限できます。

列名

型インジケーター

制限の状態

CATALOG_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

SCHEMA_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

CUBE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

DIMENSION_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

HIERARCHY_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

HIERARCHY_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

HIERARCHY_ORIGIN

DBTYPE_UI2

(省略可) 既定の制限は、MD_USER_DEFINED と MD_SYSTEM_ENABLED で有効です。

CUBE_SOURCE

DBTYPE_UI2

(省略可) 次のいずれかの有効値を含むビットマップ。

  • 1 キューブ

  • 2 ディメンション

既定の制限の値は 1 です。

HIERARCHY_VISIBILITY

DBTYPE_UI2

(省略可) 次のいずれかの有効値を含むビットマップ。

  • 1 表示

  • 2 非表示

既定の制限の値は 1 です。

関連項目

参照

OLE DB for OLAP スキーマ行セット