ColumnBinding データ型 (ASSL)
DataItem 要素へのデータ ソース ビューの列のバインドを表す派生データ型を定義します。
構文
<ColumnBinding>
<!-- The following elements extend Binding -->
<TableID>...</TableID>
<ColumnID>...</ColumnID>
</ColumnBinding>
データ型の特性
特性 |
説明 |
---|---|
基本データ型 |
|
派生データ型 |
なし |
データ型のリレーションシップ
リレーションシップ |
要素 |
---|---|
親要素 |
なし |
子要素 |
|
派生要素 |
「Binding」を参照 |
説明
有効な XML 要素名を作成するために、ADO.NET DataSet オブジェクトでは、XML スキーマ定義 (XSD) にシリアル化するときにテーブル名をエンコードします。たとえば、"Order Details" という名前は "Order_x0020_Details" になります。 同様に、ColumnBinding 要素に含まれており、データ ソース ビュー (DSV) のオブジェクトを参照する ColumnID 要素と TableID 要素も、シリアル化のときに名前が DSV 内のテキストに一致するように、名前をエンコードする必要があります。 Analysis Services インスタンスでは、DataSet オブジェクト モデルと同様に、これらの名前をデコードします。
TableBinding データ型を使用しており、DSV 内のテーブルを参照する要素に含まれている TableDefinitions 要素も、XSD へのシリアル化のときに名前をエンコードする必要があります。 ただし、Partition バインド内のテーブル名はエンコードしないでください。これらの名前はデータベースに存在するテーブル名にすぎず、DSV に存在する必要はないためです。 Partition バインド内のテーブル名をエンコードしないことで、次の目的も達成されます。
パーティションのデータ定義ライブラリ (DDL) がより簡潔に保たれます。
パーティションにはテーブル名と SELECT ステートメントのどちらかを含めることができ、SELECT ステートメントはエンコードする必要がないので、一貫性が向上します。
テーブル名と列名に区切り記号 (SQL Server の場合は "[" など) が含まれません。
Binding 型の Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) オブジェクトのテーブルや、Binding 型の継承階層など、Binding 型の詳細については、「Binding データ型 (ASSL)」を参照してください。
ASSL でのデータ バインドの概要については、「データ ソースとバインド (SSAS 多次元)」を参照してください。
AMO オブジェクト モデルの対応する要素は ColumnBinding です。