DELETE (DMX)

使用するデータマイニング拡張機能 (DMX) 句に従って、マイニングモデル、マイニング構造、またはマイニング構造とそれに関連するすべてのマイニングモデルが削除されます。

構文

DELETE FROM [MINING MODEL] <model>[.CONTENT]
DELETE FROM [MINING STRUCTURE] <structure>[.CONTENT]|[.CASES]

MINING MODEL または MINING STRUCTURE を指定しない場合、Analysis Services は名前に基づいてオブジェクトタイプを検索して、正しいオブジェクトを処理します。サーバーが同じ名前のマイニング構造とマイニングモデルを持つ場合、エラーが返されます。

次の表は、異なる形式の構文を使用した場合の結果について示しています。

ステートメント	結果
DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure> または DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure>.CONTENT	マイニング構造上で ProcessClear を実行します。すべての内容がマイニング構造および関連するマイニングモデルから削除されます。
DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure>.CASES	マイニング構造上で ProcessClearStructureOnly を実行します。関連するマイニングモデルは保存したまま、すべての内容がマイニング構造から削除されます。マイニング構造が削除された後では、関連するマイニングモデルでのドリルスルーは失敗します。
DELETE FROM MINING MODEL <model> または DELETE FROM MINING MODEL <model>.CONTENT	マイニングモデル上で ProcessClear を実行しますが、状態値はそのまま保存されます。状態値とは、列の可能な状態のことです。たとえば、性別の列の状態値は、男性と女性です。

DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure>

または

DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure>.CONTENT

マイニング構造上で ProcessClear を実行します。すべての内容がマイニング構造および関連するマイニングモデルから削除されます。

DELETE FROM MINING STRUCTURE <structure>.CASES

マイニング構造上で ProcessClearStructureOnly を実行します。関連するマイニングモデルは保存したまま、すべての内容がマイニング構造から削除されます。マイニング構造が削除された後では、関連するマイニングモデルでのドリルスルーは失敗します。

DELETE FROM MINING MODEL <model>

または

DELETE FROM MINING MODEL <model>.CONTENT

マイニングモデル上で ProcessClear を実行しますが、状態値はそのまま保存されます。状態値とは、列の可能な状態のことです。たとえば、性別の列の状態値は、男性と女性です。

処理の型に関する詳細については、「Type 要素 (XMLA)」を参照してください。

次の例では、すべての内容が NB_Sample モデルから削除されます。

DELETE FROM NB_Sample.CONTENT