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ユーザー定義変数のプロパティを設定する

Integration Services でユーザー定義変数のプロパティを設定するには、次の機能のいずれかを使用します。

  • [変数] ウィンドウ。

  • [プロパティ] ウィンドウ。 [プロパティ] ウィンドウには、DescriptionEvaluateAsExpressionExpressionReadOnlyValueTypeIncludeInDebugDump など、[変数] ウィンドウでは使用できない、変数を構成するためのプロパティが一覧表示されます。

注意

Integration Services には、RaiseChangedEvent プロパティを除き、更新できないプロパティを持つ一連のシステム変数もあります。

変数への式の設定

[プロパティ] ウィンドウを使用してユーザー定義変数に式を設定する場合、

  • 変数の値は、Value プロパティまたは Expression プロパティによって設定できます。 既定では、EvaluateAsExpression プロパティが False に設定されており、Value プロパティによって変数の値が設定されます。 式を使用して値を設定するには、EvaluateAsExpression を True に設定してから、Expression プロパティで式を指定します。 Value プロパティには、自動的に式の評価結果が設定されます。

  • ValueType プロパティは、Value プロパティの値のデータ型を表します。 Value が式によって設定される場合、ValueType は、式の評価結果と互換性があるデータ型に自動的に更新されます。 たとえば、Value に 0 が含まれていて、ValueType プロパティに Int32 が含まれている場合に、Expression を GETDATE() に設定すると、Value に現在の日時が格納され、ValueType が DateTime に設定されます。

  • 変数の [プロパティ] ウィンドウからは [式ビルダー] ダイアログ ボックスを開くことができます。 このツールを使用すると、式の作成、検証、および評価を行うことができます。 詳細については、「[式ビルダー]」および「Integration Services (SSIS) の式」を参照してください。

[変数] ウィンドウを使用してユーザー定義変数に式を設定する場合、

  • 式を使用して変数値を設定するには、最初に変数のデータ型が式の評価結果と互換性があることを確認してから、[変数] ウィンドウの [式] 列に式を指定します。 [プロパティ] ウィンドウの EvaluateAsExpression プロパティが自動的に True に設定されます。

  • 変数に式を割り当てると、変数の横に特別なアイコン マーカーが表示されます。 この特別なアイコン マーカーは、式が設定されている接続マネージャーおよびタスクの横にも表示されます。

  • 変数の [変数] ウィンドウからは [式ビルダー] ダイアログ ボックスを開くことができます。 このツールを使用すると、式の作成、検証、および評価を行うことができます。 詳細については、「[式ビルダー]」および「Integration Services (SSIS) の式」を参照してください。

[変数] ウィンドウおよび [プロパティ] ウィンドウでは、変数に式を割り当てて、EvaluateAsExpression を True に設定した場合、変数のデータ型は変更できません。

Namespace プロパティと Name プロパティの設定

Name プロパティと Namespace プロパティの値の最初の文字は、Unicode Standard 2.0 に定義されているアルファベット文字か、アンダースコア (_) にする必要があります。 2 番目以降の文字では、Unicode Standard 2.0 に定義されている文字または数字と、アンダースコア (_) を使用できます。

[変数] ウィンドウを使用したプロパティの設定

[変数] ウィンドウを使用して変数のプロパティを設定するには

  1. SQL Server データ ツール (SSDT) で、使用するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラーで、パッケージを右クリックして開きます。

  3. [SSIS] メニューの [変数] をクリックします。

    必要に応じて、View.Variables コマンドを [オプション] ダイアログ ボックスの [キーボード] ページで選択したキーの組み合わせにマップすることによって、[変数] ウィンドウを表示することもできます。

  4. 必要に応じて、[変数] ウィンドウで [グリッドのオプション] をクリックして、[変数] ウィンドウに表示する列を選択したり、変数の一覧に適用するフィルターを選択したりします。

  5. 一覧から変数を選択し、[名前] 列、[データ型] 列、[値] 列、[名前空間] 列、[Raise Change Event] 列、[説明] 列、および [式] 列の値を更新します。

  6. 一覧で変数を選択し、[変数の移動] をクリックしてスコープを変更します。

  7. 更新されたパッケージを保存するには、[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。

[プロパティ] ウィンドウを使用したプロパティの設定

[プロパティ] ウィンドウを使用して変数のプロパティを設定するには

  1. SQL Server データ ツール (SSDT) で、使用するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラーで、パッケージを右クリックして開きます。

  3. [表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。

  4. SSIS デザイナーで、[パッケージ エクスプローラー] タブをクリックし、[パッケージ] ノードを展開します。

  5. パッケージの適用範囲の変数を変更するには、[変数] ノードを展開します。それ以外の場合は、変更する変数が含まれている [変数] ノードが表示されるまで、[イベント ハンドラー] または [実行可能ファイル] ノードを展開します。

  6. 変更するプロパティの変数をクリックします。

  7. [プロパティ] ウィンドウで、読み取り/書き込みの変数プロパティを更新します。 ユーザー定義変数の場合は読み取り/読み取りのみのプロパティもあります。

    プロパティの詳細については、「Integration Services (SSIS) の変数」を参照してください。

  8. 更新されたパッケージを保存するには、[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。

関連項目

タスク

パッケージで変数を使用する

パッケージ内のユーザー定義変数のスコープの追加、削除、変更

概念

Integration Services (SSIS) の変数