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LTRIM (SSIS 式)

先頭のスペースを削除した後の文字式を返します。

注意

LTRIM では、タブや改行文字などの空白文字は削除されません。 Unicode には各種スペースを表すコード ポイントが用意されていますが、この関数では Unicode コード ポイント 0x0020 のみが認識されます。 Unicode に変換される 2 バイト文字セット (DBCS) の文字列には、0x0020 以外のスペース文字が含まれる場合があり、このようなスペースはこの関数で削除できません。 すべての種類のスペースを削除するには、スクリプト コンポーネントから実行するスクリプト内で、Microsoft Visual Basic .NET の LTrim メソッドを使用できます。

構文

LTRIM(character expression)

引数

  • character_expression
    スペースを削除する対象となる文字式です。

戻り値の型

DT_WSTR

説明

LTRIM は、DT_WSTR データ型でのみ機能します。 character_expression 引数が DT_STR データ型の文字列リテラルまたはデータ列である場合は、LTRIM による演算の実行前に、暗黙的に DT_WSTR データ型にキャストされます。 その他のデータ型は、明示的に DT_WSTR データ型にキャストされる必要があります。 詳細については、「Integration Services のデータ型」および「Cast (SSIS 式)」を参照してください。

引数が NULL の場合、LTRIM は NULL を返します。

式の例

この例では、文字列リテラルから先頭のスペースが削除されます。 返される結果は "Hello" です。

LTRIM("    Hello")

この例では、FirstName 列から先頭のスペースが削除されます。

LTRIM(FirstName)

この例では、FirstName 変数から先頭のスペースが削除されます。

LTRIM(@FirstName)

関連項目

参照

RTRIM (SSIS 式)

TRIM (SSIS 式)

その他の技術情報

関数 (SSIS 式)