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SQL Server 2012 における Analysis Services 非推奨機能

このトピックでは、SQL Server 2012 でまだ使用できるものの、非推奨となった Analysis Servicesの機能について説明します。 これらの機能は SQL Server の今後のリリースで削除される予定です。 非推奨機能を新しいアプリケーションで使用しないでください。

SQL Server の次のバージョンでサポートされない機能

以下の Analysis Services機能は、SQL Server の次のバージョンではサポートされません。 新規の開発作業ではこれらの機能を使用しないようにし、現在これらの機能を使用しているアプリケーションはできるだけ早く修正してください。

カテゴリ

非推奨機能

新しい機能

ローカル キューブ

InsertInto 接続文字列プロパティ

ローカル キューブを設定するための元の接続文字列の構文は、CREATE GLOBAL CUBE ステートメントに置き換えられました。 詳細については、「CREATE GLOBAL CUBE ステートメント (MDX)」を参照してください。

ローカル キューブ

CreateCube 接続文字列プロパティ

ローカル キューブを設定するための元の接続文字列の構文は、CREATE GLOBAL CUBE ステートメントに置き換えられました。 詳細については、「CREATE GLOBAL CUBE ステートメント (MDX)」を参照してください。

データ マイニング

SQL Server 2000 PMML

SQL Server 2000 PMML 機能は、PMML 仕様では使用できなかったデータ マイニング アルゴリズムによって提供される独自の機能をサポートする専用の拡張機能がある PMML の形式を生成します。 SQL Server 2005 では、Analysis Services によって PMML 機能が新しい PMML 2. 1 標準に更新されました。 そのため、SQL Server 2000 で追加された専用の拡張機能は必要なくなりましたが、このリリースでもサポートされています。

MDX ステートメント

CREATE ACTION ステートメント

このステートメントは、旧バージョンとの互換性のために用意されています。 このステートメントは、Action オブジェクトに置き換えられました。 最新バージョンの Analysis Services でアクションを作成する方法の詳細については、「アクション (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。

MDX ステートメント

Non_empty_behavior プロパティ

計算メンバーを作成する際には、このプロパティを設定しないでください。 設定を誤ると、無効な結果を戻す可能性が高くなります。 さらに、このプロパティは以前に比べて便利ではなくなりました。 過去いくつかのリリースにおけるエンジンの最適化により、スパース データセットに対する操作が向上したため、このプロパティはあまり関係なくなりました。

SQL Server の今後のバージョンでサポートされない機能

以下の Analysis Services機能は SQL Server の次のバージョンではサポートされますが、その後のバージョンでは削除されます。 SQL Server のどのバージョンであるかは決定していません。

カテゴリ

非推奨機能

新しい機能

MDX 関数

CalculationPassValue 関数

ありません。 OLAP エンジンは計算パスを管理します。 この関数は必要ではなくなりました。

MDX 関数

CalculationCurrentPass 関数

ありません。 OLAP エンジンは計算パスを管理します。 この関数は必要ではなくなりました。

多次元式 (MDX: Multidimensional Expressions)

NON_EMPTY_BEHAVIOR クエリ オプティマイザー ヒントが既定で有効になっていました。

NON_EMPTY_BEHAVIOR クエリ オプティマイザー ヒントは、将来のリリースでは既定で無効にされる予定です。 MDX 最適化ヒントは、適切に使用しないと正しくない結果が生じる可能性があります。

MDX (MDX)

Non_Empty_Behavior プロパティ

ありません。 計算メンバーを作成する際にこのプロパティを誤って設定すると、無効な結果を戻す可能性が高くなります。 OLAP エンジンに対する最近の最適化により、スパース データセットに対する操作が向上したため、このプロパティはあまり関係なくなりました。

その他

CELL_EVALUATION_LIST intrinsic セル プロパティ

以前は、セルに適用する評価された数式の一覧を提供していました。 このリリースの Analysis Services では、このプロパティは空白です。 解決順序は MDX スクリプトで指定されるようになりました。 詳細については、「パス順序と解決順序の概要 (MDX)」を参照してください。

目的

COM アセンブリ

COM アセンブリにより、セキュリティ上のリスクが生じる可能性があります。 COM アセンブリのサポートは、将来のリリースでは削除される予定です。

関連項目

概念

SQL Server 2012 で提供が中止された Analysis Services の機能

その他の技術情報

Analysis Services の旧バージョンとの互換性