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Exists (MDX)

1 番目に指定されている組のセットのうち、2 番目に指定されているセットの 1 つ以上の組と共存する組のセットを返します。 この関数は、autoexist によって自動的に実行される操作を手動で実行するために使用します。 autoexist の詳細については、「MDX の主な概念 (Analysis Services)」を参照してください。

オプションの <Measure Group Name> を指定すると、2 番目のセットの 1 つ以上の組と共存し、指定されたメジャー グループのファクト テーブルに関連付けられた行を持つ組が返されます。

構文

Exists( Set_Expression1 , Set_Expression2 [, MeasureGroupName] )

引数

  • Set_Expression1
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) です。

  • Set_Expression2
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) です。

  • MeasureGroupName
    メジャー グループ名を指定する有効な文字列式です。

説明

MeasureGroupName 引数が指定されている場合、Exists は値が NULL であるメジャーを含んでいるメジャー グループ行も対象になります。 これが、この形式の Exists 関数と Nonempty 関数の違いです。これらのメジャーの NullProcessing プロパティが Preserve に設定されている場合、クエリがキューブのその部分に対して実行されると、メジャーは NULL 値を表示します。NonEmpty は常に NULL メジャー値を持つセットから組を削除しますが、MeasureGroupName 引数を持つ Exists は、メジャー値が NULL である場合でも、メジャー グループ行に関連付けられている組をフィルター処理しません。

使用例

カリフォルニア在住の顧客

SELECT [Measures].[Internet Sales Amount] ON 0,
EXISTS(
[Customer].[Customer].[Customer].MEMBERS
, {[Customer].[State-Province].&[CA]&[US]}
) ON 1 
FROM [Adventure Works]

売上があったカリフォルニア在住の顧客

SELECT [Measures].[Internet Sales Amount] ON 0,
EXISTS(
[Customer].[Customer].[Customer].MEMBERS
, {[Customer].[State-Province].&[CA]&[US]}
, "Internet Sales") ON 1 
FROM [Adventure Works]

売上があった顧客

SELECT [Measures].[Internet Sales Amount] ON 0,
EXISTS(
[Customer].[Customer].[Customer].MEMBERS
, , "Internet Sales") ON 1 
FROM [Adventure Works]

自転車を購入した顧客

SELECT [Measures].[Internet Sales Amount] ON 0,
EXISTS(
[Customer].[Customer].[Customer].MEMBERS
, {[Product].[Product Categories].[Category].&[1]}
, "Internet Sales") ON 1 
FROM [Adventure Works]

関連項目

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)

Crossjoin (MDX)

NonEmptyCrossjoin (MDX)

NonEmpty (MDX)

IsEmpty (MDX)