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データ処理拡張機能ライブラリの作成

作成する各 Reporting Services データ処理拡張機能は、一意の名前空間に割り当てられ、ライブラリまたはアセンブリ ファイルに組み込まれている必要があります。 名前空間の正確な名前はあまり重要ではありませんが、名前は他の拡張機能とは共有しない一意のものである必要があります。 Microsoft では、Reporting Services と共に出荷されるデータ処理拡張機能に名前空間 Microsoft.ReportingServices.DataProcessing を使用しています。 独自のデータ処理拡張機能を使用する場合は、重複しない一意な名前空間を作成してください。

次の例は、Reporting Services データ処理拡張機能を開始するためのコードを示しています。データ処理インターフェイスとユーティリティ クラスを含む名前空間を使用しています。

Imports System
Imports Microsoft.ReportingServices.DataProcessing
Imports Microsoft.ReportingServices.Interfaces

Namespace CompanyName.ExtensionName
   ...
using System;
using Microsoft.ReportingServices.DataProcessing;
using Microsoft.ReportingServices.Interfaces;

namespace CompanyName.ExtensionName
{
   ...

Reporting Services データ処理拡張機能をコンパイルする場合は、コンパイラに対して Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll への参照を指定する必要があります。データ処理拡張機能のインターフェイスがそこに格納されているためです。 Microsoft.ReportingServices.DataProcessing 名前空間は、データ処理拡張機能インターフェイスを実装するために必要です。Microsoft.ReportingServices.Interfaces 名前空間は、IExtension インターフェイスを実装するために必要です。 たとえば、Reporting Services データ処理拡張機能を実装するための C# コードを含むすべてのファイルが、拡張子が .cs である 1 つのディレクトリに格納されている場合、CompanyName.ExtensionName.dll に格納されたファイルをコンパイルするために、そのディレクトリから次のコマンドが発行されます。

csc /t:library /out:CompanyName.ExtensionName.dll *.cs /r:System.dll /r:Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll

次のコード例は、拡張子 .vb が付く Microsoft Visual Basic ファイルに使用されるコマンドを示しています。

vbc /t:library /out:CompanyName.ExtensionName.dll *.vb /r:System.dll /r:Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll
注意

Visual Studio を使用して、データ処理拡張機能を設計、開発、および構築することもできます。 Visual Studio でのアセンブリ開発の詳細については、Visual Studio ドキュメントを参照してください。

関連項目

参照

Reporting Services 拡張機能ライブラリ

その他の技術情報

Reporting Services の拡張機能

データ処理拡張機能の実装