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Web サービス メソッドの引数の指定

レポート サーバー Web サービスのメソッドは、SOAP を使用し、HTTP 経由で特定の URL のサービスに対して要求を送信します。 サービスでは、要求を受信し、処理した後、応答を返します。 これらの要求と応答は XML ドキュメント形式です。

省略可能なパラメーター

場合によっては、Web サービス メソッドに省略可能な入力パラメーターがあります。 Web サービス メソッドの入力パラメーターが省略可能である場合でも、そのパラメーターを含め、パラメーター値を null (Visual Basic の場合は Nothing) に設定する必要があります。 パラメーター値を null に設定すると、SOAP 要求でそのパラメーターの要素値は null に設定されます。

次の例では、CreateFolder メソッドを使用して、Sales フォルダーに Product Sales という新しいフォルダーを作成します。 フォルダー プロパティに null 値を指定することで、フォルダーにユーザー固有のプロパティは指定されません。

// C#
rs.CreateFolder("Product Sales", "/Sales", null);

複合データ型

レポート サーバー Web サービスのコア クラスは ReportingService2010 です。このクラスは、プロキシ クラスの SOAP 操作または Web メソッドを呼び出すときに使用します。 このクラスとメソッドをサポートするため、Reporting Services には、Web サービス メソッドの入出力パラメーターに固有であるユーザー定義の複合データ型が含まれます。 このような複合データ型は生成されるプロキシ クラスの一部であり、Microsoft .NET Framework 環境で開発するときに使用できます。

プロキシ クラスを生成すると、WSDL ファイルに定義された複合データ型はプロキシのクラスによって表されます。このクラスには、複合データ型のさまざまな SOAP 要素に対応するプロパティが入っています。 一連の複合データ型は、コードで列挙できるオブジェクトの配列になります。 したがって、SOAP メッセージで送信された XML 構造を直接扱う必要がなくなります。 .NET Framework では、自動的に変換が行われます。

関連項目

概念

レポート サーバー Web サービス

テクニカル リファレンス (SSRS)

その他の技術情報

Web サービスと .NET Framework を使用したアプリケーションの構築