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Market Basket 構造およびモデルの作成 (中級者向けデータ マイニング チュートリアル)

前の作業では、データ ソース ビューを作成しました。次の作業では、データ マイニング ウィザードを使用して、新しいマイニング構造を作成します。 この作業では、Microsoft アソシエーション アルゴリズムに基づくマイニング構造とマイニング モデルを作成します。

注意

vAssocSeqLineItems テーブルを入れ子にできないことを示すエラーが表示された場合は、レッスンの前の作業に戻り、多対一の結合を確実に作成してください。この結合を作成するには、vAssocSeqLineItems テーブル ("多" の側) から vAssocSeqOrders テーブル ("一" の側) にドラッグします。 結合線を右クリックして、テーブル間のリレーションシップを編集することもできます。

アソシエーション マイニング構造を作成するには

  1. SQL Server データ ツール (SSDT) のソリューション エクスプローラーで、[マイニング構造] を右クリックし、[新しいマイニング構造] をクリックして、データ マイニング ウィザードを開きます。

  2. [データ マイニング ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。

  3. [定義方法の選択] ページで [既存のリレーショナル データベースまたはデータ ウェアハウスを使用する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。

  4. [データ マイニング構造の作成] ページの [使用するデータ マイニング技法を指定してください] で、一覧から [Microsoft アソシエーション ルール] を選択し、[次へ] をクリックします。 [データ ソース ビューの選択] ページが表示されます。

  5. [使用できるデータ ソース ビュー] で [注文] を選択し、[次へ] をクリックします。

  6. [テーブルの種類の指定] ページで、vAssocSeqLineItems テーブルの行の [入れ子] チェック ボックスと、入れ子になったテーブル vAssocSeqOrders の行の [ケース] チェック ボックスをオンにします。 [次へ] をクリックします。

  7. [トレーニング データの指定] ページで、オンになっているボックスをすべてオフにします。 OrderNumber の横にある [キー] チェック ボックスをオンにして、ケース テーブル vAssocSeqOrders のキーを設定します。

    マーケット バスケット分析の目的は、単一のトランザクションに含まれる製品を特定することであるため、CustomerKey フィールドを使用する必要がありません。

  8. Model の横にある [キー] チェック ボックスをオンにして、入れ子になったテーブル vAssocSeqLineItems のキーを設定します。 この操作を行うと、[入力] チェック ボックスも自動的にオンになります。 Model[予測可能] チェック ボックスもオンにします。

    Market Basket モデルでは、買い物かごに商品が入れられる順序は問題にならないため、LineNumber を入れ子テーブルのキーとして含める必要はありません。 順序が重要となるモデルでのみ、LineNumber をキーとして使用します。 レッスン 4 では、Microsoft シーケンス クラスター アルゴリズムを使用するモデルを作成します。

  9. IncomeGroup および Region の左側にあるチェック ボックスをオンにします。ただし、それ以外のチェック ボックスはオンにしないでください。 左端の列のチェック ボックスをオンにすると、これらの列が構造に追加され、後で参照できるようになります。ただし、これらの列はモデルでは使用されません。 選択内容は以下のようになります。

    ダイアログ ボックスの状態

  10. [次へ] をクリックします。

  11. [列のコンテンツおよびデータ型の指定] ページで、選択内容が次の表に示す値と同じになっていることを確認して、[次へ] をクリックします。

    コンテンツの種類

    データ型

    IncomeGroup

    Discrete

    Text

    Order Number

    Key

    Text

    Region

    Discrete

    Text

    vAssocSeqLineItems

      

      

    Model

    Key

    Text

  12. [テスト セットの作成] ページの [テスト用データの割合] オプションの既定値は 30% です。 この値を 0 に変更します。 [次へ] をクリックします。

    注意

    Analysis Services には、モデルの精度を測定するための別のチャートが用意されています。 ただし、リフト チャートや相互検証レポートなど、一部の種類の精度チャートは、分類および推定用に設計されています。 結合型の予測には使用できません。

  13. [ウィザードの完了] ページで、[マイニング構造名] に「Association」と入力します。

  14. [マイニング モデル名] に「Association」と入力します。

  15. [ドリルスルーを許可する] オプションを選択し、[完了] をクリックします。

    データ マイニング デザイナーが開き、作成した Association マイニング構造が表示されます。

このレッスンの次の作業

マーケット バスケット モデルの変更と処理 (中級者向けデータ マイニング チュートリアル)

関連項目

概念

Microsoft アソシエーション アルゴリズム

コンテンツの種類 (データ マイニング)