NULL の取り扱い (SQLXML 4.0)
XML 構文では、NULL は "存在しない" ことを表します。 たとえば、属性または要素値が NULL の場合、その属性または要素は XML ドキュメントに存在しません。Microsoft SQLXML では、updg:nullvalue 属性を使用して、要素または属性値に NULL を指定できます。
たとえば次のアップデートグラムでは、ContactID が 64 である連絡先の Title 値を NULL に設定した後、この連絡先の Title 値を "Mr." に更新します。
<ROOT xmlns:updg="urn:schemas-microsoft-com:xml-updategram">
<updg:sync updg:nullvalue="IsNULL" >
<updg:before>
<Person.Contact ContactID="64" Title="IsNULL" />
</updg:before>
<updg:after>
<Person.Contact ContactID="64" Title="Mr." />
</updg:after>
</updg:sync>
</ROOT>
パラメーターをアップデートグラムに渡すときには、パラメーター値として NULL を指定できます。 これを行うには、<updg:header> ブロックに nullvalue 属性を指定します。 例については、「アップデートグラムへのパラメーターの引き渡し (SQLXML 4.0)」を参照してください。