float 型と real 型 (Transact-SQL)
浮動小数点数値データで使用する概数型です。 浮動小数点データは概数であるため、データ型の範囲に含まれるすべての値を正確に表せるわけではありません。
注 |
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real の ISO シノニムは、float(24) です。 |
データ型 |
範囲 |
ストレージ |
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float |
- 1.79E+308 ~ -2.23E-308、0、および 2.23E-308 ~ 1.79E+308 |
n の値により異なります。 |
real |
- 3.40E+38 ~ -1.18E-38、0、および 1.18E-38 ~ 3.40E+38 |
4 バイト |
構文
float [ (n) ]
n は、科学的表記法で float 型の数の仮数を格納するために使用するビット数です。このため、有効桁数およびストレージのサイズを示します。 n を指定する場合、1 から 53 までの値にする必要があります。 n の既定値は 53 です。n値
有効桁数
ストレージのサイズ
1-24
7 桁
4 バイト
25-53
15 桁
8 バイト
注 |
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SQL Server では、n は次の 2 つの値のいずれかの値として扱われます。 1<=n<=24 の場合、n は 24 として扱われます。 25<=n<=53 の場合、n は 53 として扱われます。 |
SQL Server の float[(n)] データ型は、n が 1 ~ 53 の値をとるすべてのケースにおいて ISO 標準に準拠しています。 double precision のシノニムは、float(53) です。
float 型データと real 型データの変換
float 型の値を整数型に変換すると切り捨てられます。
float 型または real 型から文字データへの変換を行う場合は、STR 文字列関数を使用する方が CAST( ) よりも便利です。 これは、STR 関数の方がより柔軟に形式を制御できるためです。 詳細については、「STR (Transact-SQL)」および「組み込み関数 (Transact-SQL)」を参照してください。
科学的表記法を使用する float 値から decimal または numeric への変換は、有効桁数が 17 桁の値にのみ制限されます。 有効桁数が 17 より多い値はゼロに丸められます。
関連項目
参照
CAST および CONVERT (Transact-SQL)
DECLARE @local\_variable (Transact-SQL)
SET @local\_variable (Transact-SQL)