Analysis Services への接続
このセクションでは、Analysis Services がサポートする認証方法、接続に使用するクライアント ライブラリ、接続文字列のプロパティ、および接続の設定方法やサーバーをオフラインにする前の接続解除方法の概要について説明します。
Analysis Services の接続
Analysis Services では、ネットワーク プロトコルとして TCP を使用し、通信プロトコルとして XML for Analysis (XMLA) を使用します。 最下位レベルでは、Analysis Services で提供されるすべてのクライアント ライブラリが TCP 経由の XMLA を実装します。 未加工の XMLA に基づいてアプリケーションをビルドすることができますが、ほとんどのアプリケーションおよびアプリケーション開発者は、クライアント ライブラリを使用することで、クライアント ライブラリが提供するオブジェクト モデルとコーディングの効率性を活用できます。
接続に関するすべての説明には、通常は認証が含まれます。 SQL Server のその他の機能とは異なり、Analysis Services は Windows 認証だけをサポートします。 SQL Server データベース認証、要求認証、フォーム ベースの認証、またはダイジェストは使用できません。 このセクションでは、認証の詳細について説明します。
接続タスク
タスクの説明 |
トピック |
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Analysis Services を初めて使用する場合は、このトピックを参照して、Analysis Services で最も頻繁に使用されるツールとアプリケーションについて確認します。 |
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Analysis Services には多くのサーバー プロパティやデータベース プロパティがあるので、インスタンスやデータベースの構成方法に関係なく、特定のアプリケーションの接続をカスタマイズすることができます。 |
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このトピックでは、Analysis Services で使用する認証方法について簡単に説明します。 |
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多くのビジネス インテリジェンス ソリューションでは、許可されたデータだけが各ユーザーに返されるようにするための権限借用が必要です。 このトピックでは、権限借用を使用するための要件について説明します。 また、Kerberos 制約付き委任に対応するように Analysis Services を構成するための手順についても説明します。 |
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Kerberos 認証には、マルチサーバー ソリューションでユーザー ID を借用または委任するサービスに有効なサービス プリンシパル名 (SPN) が必要です。 このトピックの情報を使用して、Analysis Services 用の SPN 登録の構成と手順を学習します。 |
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基本認証またはクロスドメインの境界は、HTTP アクセス用に Analysis Services を構成する 2 つの重要な理由です。 |
インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 上の Analysis Services への HTTP アクセスの構成 |
Analysis Services には、サーバー操作または Analysis Services データにアクセスするためのクライアント ライブラリが 3 つ用意されています。 このトピックでは、ADOMD.NET、Analysis Services 管理オブジェクト (AMO)、および Analysis Services OLE DB プロバイダー (MSOLAP) について簡単に説明します。 |
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サーバーをオフラインにする前やベースライン パフォーマンス テストを行う前には、既存の接続とセッションをクリアします。 |
関連項目
参照
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成