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ディメンションの種類

Type プロパティの設定は、ディメンションの内容に関する情報をサーバーおよびクライアント アプリケーションに提供します。 Type の設定がクライアント アプリケーションへのガイダンスの提供のみを目的としている場合は、この設定を省略できます。 一方、Accounts ディメンションや Time ディメンションでは、ディメンションおよびその属性の Type プロパティの設定によって、サーバー ベースの具体的な動作が決まるため、キューブで特定の動作を実装する際に、この設定が必要になることがあります。 たとえば、ディメンションの Type プロパティを Accounts に設定すると、標準ディメンションに勘定科目属性が含まれていることがクライアント アプリケーションに示されます。 時間ディメンション、勘定科目ディメンション、および通貨ディメンションの詳細については、「日付型ディメンションの作成」、「親子型ディメンションの財務アカウントの作成」、および「通貨ディメンションの作成」を参照してください。

ディメンションの種類の既定の設定は Regular です。この設定では、ディメンションの内容に関して何も想定されません。 ディメンション ウィザードを使用してディメンションを定義するときに Time を指定しない限り、初めてディメンションを定義する場合は、これがすべてのディメンションの既定の設定です。 また、ディメンション ウィザードの [ディメンションの種類] の一覧に適切な種類が表示されていない場合は、ディメンションの種類を Regular のままにしておく必要があります。

使用可能なディメンションの種類

次の表では、Microsoft SQL Server Analysis Services に用意されているディメンションの種類について説明します。

ディメンションの種類

説明

標準

特定のディメンションの種類に設定されていない種類のディメンションです。

時間

属性が年、半期、四半期、月、日などの時間間隔を表すディメンションです。

組織

属性が従業員や子会社などの組織情報を表すディメンションです。

地理

属性が市区町村や郵便番号などの地理情報を表すディメンションです。

部品表

属性が製品の部品表などの在庫情報や製造情報を表すディメンションです。

勘定科目

財務報告用の勘定科目一覧表を表す属性を持つディメンションです。

顧客

属性が顧客情報や連絡先情報を表すディメンションです。

製品

属性が製品情報を表すディメンションです。

シナリオ

属性が計画的または戦略的な分析情報を表すディメンションです。

数量

属性が量的な情報を表すディメンションです。

ユーティリティ

属性がその他の情報を表すディメンションです。

通貨

この種類のディメンションには、通貨のデータとメタデータが含まれています。

レート

属性が通貨レート情報を表すディメンションです。

チャネル

属性がチャネル情報を表すディメンションです。

プロモーション

属性がマーケティング関連のプロモーション情報を表すディメンションです。

関連項目

タスク

既存のテーブルを使用したディメンションの作成

概念

ディメンション (Analysis Services - 多次元データ)