ビューの作成
SQL Server 2012 では、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、ビューを作成できます。 ビューは、次の目的で使用できます。
各ユーザーのデータベースに対する認識を特化、簡素化、およびカスタマイズする。
基になるベース テーブルに直接アクセスする権限をユーザーに与えずに、ユーザーがビューを介してデータにアクセスできるように設定することにより、セキュリティのメカニズムとして使用する。
テーブルのスキーマが変更された場合に、そのテーブルをエミュレートするための後方互換性インターフェイスを提供する。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
制限事項と制約事項
セキュリティ
以下を使用してビューを作成するには
SQL Server Management Studio
Transact-SQL
作業を開始する準備
制限事項と制約事項
ビューは現在のデータベースでのみ作成できます。
1 つのビューで保持できる列の数は最大 1,024 です。
セキュリティ
権限
データベースの CREATE VIEW 権限と、ビューが作成されているスキーマの ALTER 権限が必要です。
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SQL Server Management Studio の使用
クエリおよびビュー デザイナーを使用してビューを作成するには
オブジェクト エクスプローラーで、新しいビューを作成するデータベースを展開します。
[ビュー] を右クリックし、[新しいビュー] をクリックします。
[テーブルの追加] ダイアログ ボックスで、新しいビューに含める 1 つまたは複数の要素を、[テーブル]、[ビュー]、[関数]、および [シノニム] のいずれかのタブから選択します。
[追加] をクリックし、[閉じる] をクリックします。
ダイアグラム ペインで、新しいビューに含める列またはその他の要素を選択します。
抽出条件ペインで、列の追加の並べ替え条件またはフィルター条件を選択します。
[ファイル] メニューの [view name の保存] をクリックします。
[名前の選択] ダイアログ ボックスで、新しいビューの名前を入力し、[OK] をクリックします。
クエリおよびビュー デザイナーの詳細については、「クエリおよびビュー デザイナー ツール (Visual Database Tools)」を参照してください。
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Transact-SQL の使用
ビューを作成するには
オブジェクト エクスプローラーで、データベース エンジンのインスタンスに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、[実行] をクリックします。
USE AdventureWorks2012 ; GO CREATE VIEW HumanResources.EmployeeHireDate AS SELECT p.FirstName, p.LastName, e.HireDate FROM HumanResources.Employee AS e JOIN Person.Person AS p ON e.BusinessEntityID = p.BusinessEntityID ; GO -- Query the view SELECT FirstName, LastName, HireDate FROM HumanResources.EmployeeHireDate ORDER BY LastName;
詳細については、「CREATE VIEW (Transact-SQL)」を参照してください。
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