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サポートされる XMLA プロパティ (XMLA)

Microsoft SQL Server Analysis Services では、次の表に示すプロパティがサポートされます。 ここに示されているプロパティは、Discover および Execute メソッドの Properties 要素で使用します。

名前

要素

AxisFormat

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

MDDataSet 結果セット内で多次元データセットの軸を記述するために使用される形式を決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

ClusterFormat

MDDataSet 軸は 1 つ以上の CrossProduct 要素で構成されます。

CustomFormat

この設定の場合、Analysis Services は TupleFormat 形式を使用します。

TupleFormat

(既定) MDDataSet 軸には 1 つ以上の Tuple 要素が含まれます。

このプロパティは、Execute メソッドで使用できます。

BeginRange

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

CellOrdinal 属性値に対応する、0 から始まる整数値を含みます (CellOrdinal 属性は、MDDataSet の CellData セクションの、Cell 要素の一部です)。

EndRange プロパティと共に使用され、クライアント アプリケーションはこのプロパティを使用して、コマンドによって返される OLAP データセットを特定の範囲のセルに制限することができます。 -1 が指定されている場合、EndRange プロパティで指定されたセルまでのすべてのセルが返されます。

このプロパティの既定値は -1 です。

このプロパティは、Execute メソッドで使用できます。

Catalog

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

XMLA コマンドを送信するために Analysis Services インスタンスとのセッションを確立する場合、このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_INIT_CATALOG と等価です。

セッション中にこのプロパティを設定してセッションの現在のデータベースを変更する場合、このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_CURRENTCATALOG と等価です。

このプロパティの既定値は空の文字列です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

CatalogLocation

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_CATALOGLOCATION と等価です。

このプロパティの既定値は 0 で、DBPROPVAL_CL_START と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ClientProcessID

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

現在のセッションのプロセス スレッドの識別子 (ID) を含みます。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

CommitTimeout

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

現在実行中の XMLA コマンドのコミット フェーズがロールバックするまでに待機する時間を秒数で指定します。 コミット フェーズは、StatementProcess などの XMLA コマンドに対応します。

値 0 は、インスタンスが無制限に待機することを意味します。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Content

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

Discover および Execute メソッドから返されるデータの種類を決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

None

コマンドの構造を検証できます。コマンドは実行されません。

Schema

要求されたコマンドに関連する XML スキーマを返します。 XML スキーマには、列情報やその他の情報が示されています。

Data

要求されたデータだけを返します。

SchemaData

(既定) スキーマ情報とデータを返します。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Cube

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

コマンドのコンテキストを設定するキューブの名前を含みます。 多次元式 (MDX) の SELECT ステートメントの FROM 句の中など、コマンド自体にキューブ名が含まれている場合、このプロパティの設定は無視されます。

このプロパティの既定値は空の文字列です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DataSourceInfo

使用法

必須。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

インスタンス名など、データ ソースへの接続に必要な情報を含みます。

DataSourceInfo プロパティの内容は、クライアント アプリケーションが構築してインスタンスに設定するものではありません。 その代わりに、クライアント アプリケーションは、Discover メソッドを使用して DISCOVER_DATASOURCES 行セットを取得することにより、プロバイダーがサポートしているデータ ソースを判別します。 その後、クライアント アプリケーションは DISCOVER_DATASOURCES 行セットから取得したものと同じ値を DataSourceInfo プロパティの値として返します。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropCatalogTerm

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_CATALOGTERM と等価です。

このプロパティの既定値は "Database" です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropCatalogUsage

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_CATALOGUSAGE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropColumnDefinition

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_COLUMNDEFINITION と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropConcatNullBehavior

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_CONCATNULLBEHAVIOR と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、DBPROPVAL_CB_NULL と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropDataSourceReadOnly

使用法

省略可。読み取り専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_DATASOURCEREADONLY と等価です。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropGroupBy

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_GROUPBY と等価です。

このプロパティの既定値は 2 で、DBPROPVAL_GB_EQUALS_SELECT と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropHeterogeneousTables

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_HETEROGENEOUSTABLES と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropIdentifierCase

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_IDENTIFIERCASE と等価です。

このプロパティの既定値は 8 で、DBPROPVAL_IC_MIXED と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropInitMode

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_INIT_MODE と等価です。

このプロパティでサポートされている値は、DB_MODE_READWRITE と DB_MODE_READ だけです。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMaxIndexSize

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MAXINDEXSIZE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMaxOpenChapters

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MAXOPENCHAPTERS と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMaxRowSize

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MAXROWSIZE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMaxRowSizeIncludeBlob

使用法

省略可。読み取り専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MAXROWSIZEINCLUDESBLOB と等価です。

このプロパティの既定値は TRUE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMaxTablesInSelect

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MAXTABLESINSELECT と等価です。

このプロパティの既定値は 1 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdAutoexists

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

autoexists の動作を決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

0

既定値で、1 と同じです。

1

クエリ軸と名前付きセットに deep autoexists を適用します。 WHERE 句とサブセレクトを含めます。

2

クエリ軸に deep autoexists を適用し、autoexists から名前付きセットを除外します。 WHERE 句とサブセレクトを含めます。

3

WHERE 句と共に使用する名前付きセットには autoexists を適用しません。 WHERE 句と共に使用するクエリ軸には shallow autoexists を適用します。 サブセレクトと共に使用するクエリ軸とサブセレクトと共に使用する名前付きセットには deep autoexists を適用します。

0 または空がこのプロパティの既定値です。

このプロパティは、セッションが作成されたときにだけ設定できるセッション プロパティです。

DbpropMsmdCacheMode

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdCachePolicy

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdCacheRatio

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdCacheRatio2

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Double 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdCompareCaseNotSensitiveStringFlags

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

大文字と小文字を区別する文字列の比較、および並べ替え順序の機能を決定します。 このプロパティは、日本語のカタカナやヒンディー語のように、大文字と小文字をサポートしない文字セットの比較方法を制御します。 このプロパティの値はプロセス スレッドの最初の接続で設定され、同じプロセス スレッド内で後続のすべての接続に影響します。

使用するフラグを確認するには、次の表を参照してください。

名前

説明

NORM_IGNORECASE

0x00000001

大文字と小文字は区別されません。

適用なし

0x00000002

バイナリ比較です。 特定のアルファベット順ではなく、文字セット内の対応する値に基づいて文字が比較されます。

NORM_IGNORENONSPACE

0x00000010

分音文字は無視されます。

NORM_IGNORESYMBOLS

0x00000100

記号は無視されます。

NORM_IGNOREKANATYPE

0x00001000

ひらがなとカタカナは区別されません。 比較を行うときに、対応するひらがなとカタカナは同じ文字と見なされます。

NORM_IGNOREWIDTH

0x00010000

同じ文字を表す 1 バイトと 2 バイトの文字は区別されません。

SORT_STRINGSORT

0x00100000

句読点は記号として扱われます。

OLE DB における文字列比較の詳細については、MSDN ライブラリの Platform SDK セクションで「CompareString」を検索してください。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdCompareCaseSensitiveStringFlags

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

大文字と小文字を区別しない文字列の比較、および並べ替え順序の機能を決定します。 このプロパティは、日本語のカタカナやヒンディー語のように、大文字と小文字をサポートしない文字セットの比較方法を制御します。 このプロパティの値はプロセス スレッドの最初の接続で設定され、同じプロセス スレッド内で後続のすべての接続に影響します。

使用するフラグを確認するには、次の表を参照してください。

名前

説明

NORM_IGNORECASE

0x00000001

大文字と小文字は区別されません。

適用なし

0x00000002

バイナリ比較です。 特定のアルファベット順ではなく、文字セット内の対応する値に基づいて文字が比較されます。

NORM_IGNORENONSPACE

0x00000010

分音文字は無視されます。

NORM_IGNORESYMBOLS

0x00000100

記号は無視されます。

NORM_IGNOREKANATYPE

0x00001000

ひらがなとカタカナは区別されません。 比較を行うときに、対応するひらがなとカタカナは同じ文字と見なされます。

NORM_IGNOREWIDTH

0x00010000

同じ文字を表す 1 バイトと 2 バイトの文字は区別されません。

SORT_STRINGSORT

0x00100000

句読点は記号として扱われます。

OLE DB における文字列比較の詳細については、MSDN ライブラリの Platform SDK セクションで「CompareString」を検索してください。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdDebugMode

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdDynamicDebugLimit

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdFlattened2

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

親子階層が軸 0 で要求されない限り、親子階層のすべてのメンバーを、フラット化された結果として 1 つのテーブル列に出力します。 出力列用のレベル テンプレートは使用されません。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdMDXCompatibility

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

プレースホルダー メンバーが不規則階層または不均衡階層内で扱われる方法を決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

0

Analysis Services の旧バージョンとの互換性のために用意されている値で、1 と等価です。

1

多様ディメンション内の階層に、ディメンション名と階層名を含むキャプションが付けられます。 キャプションの形式は次のとおりです。

[Dimension].[Hierarchy]

プレースホルダー メンバーは公開されます。

2

多様ディメンション内の階層に、ディメンション名と階層名を含むキャプションが付けられます。キャプションの形式は次のとおりです。

[Dimension].[Hierarchy]

プレースホルダー メンバーは公開されません。

3

(既定) プレースホルダー メンバーは公開されません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdMDXUniqueNameStyle

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

ディメンション内のメンバーの一意な名前を生成するためのアルゴリズムを決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

0

Analysis Services の旧バージョンとの互換性のために用意されている値で、2 と等価です。

1

次のように、キーのパスを使用するアルゴリズムを使用します。

[dim].&[key1].&[key2]

2

次のように、名前のパスを使用するアルゴリズムを使用します。

[dim].[name1].&[name2]

3

時間経過と共に変化しない、保証された一意の名前を使用します。

このプロパティの既定値は 6 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdSQLCompatibility

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMsmdSubQueries

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

サブクエリの動作を決定するビットマスクです。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

0

既定値。Analysis Services の以前のバージョンと互換性があります。

計算されるメンバーまたは計算されるセットは、サブセレクトまたはサブキューブでは許可されません。

1

計算されるメンバーまたは計算されるセットが、サブセレクトまたはサブキューブで許可されます。 計算されるメンバーの先祖は、サブセレクトまたはサブキューブ空間に含まれません。

2

計算されるメンバーまたは計算されるセットが、サブセレクトまたはサブキューブで許可されます。 計算されるメンバーの先祖が、サブセレクトまたはサブキューブ空間に含まれます。

0 または空がこのプロパティの既定値です。

このプロパティは、セッションが作成されたときにだけ設定できるセッション プロパティです。

サブセレクトおよびサブキューブにおける計算されるメンバーまたは計算されるセットの動作の詳細については、「サブセレクトとサブキューブで計算されるメンバー」を参照してください。

DbpropMsmdUseFormulaCache

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropMultiTableUpdate

使用法

省略可。読み取り専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MULTITABLEUPDATE と等価です。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropNullCollation

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_NULLCOLLATION と等価です。

このプロパティの既定値は 4 で、DBPROPVAL_NC_LOW と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropOrderByColumnsInSelect

使用法

省略可。読み取り専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_ORDERBYCOLUMNSINSELECT と等価です。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropOutputParameterAvailable

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_OUTPUTPARAMETERAVAILABILITY と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、DBPROPVAL_OA_NOTSUPPORTED と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropPersistentIdType

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_PERSISTENTIDTYPE と等価です。

このプロパティの既定値は 4 で、DBPROPVAL_PT_NAME と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropPrepareAbortBehavior

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_PREPAREABORTBEHAVIOR と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、DBPROPVAL_CB_DELETE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropPrepareCommitBehavior

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_PREPARECOMMITBEHAVIOR と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、DBPROPVAL_CB_DELETE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropProcedureTerm

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_PROCEDURETERM と等価です。

このプロパティの既定値は "Calculated member" です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropQuotedIdentifierCase

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_QUOTEDIDENTIFIERCASE と等価です。

このプロパティの既定値は 8 で、DBPROPVAL_IC_MIXED と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSchemaUsage

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SCHEMAUSAGE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSqlSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SQLSUPPORT と等価です。

このプロパティの既定値は 512 で、DBPROPVAL_SQL_SUBMINIMUM と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSubqueries

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SUBQUERIES と等価です。

注意

サブクエリはデータ マイニング拡張機能 (DMX) でサポートされますが、このプロパティで扱うのは SQL でのサブクエリのサポートです。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSupportedTxnDdl

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SUPPORTEDTXNDDL と等価です。

このプロパティの既定値は 0 で、DBPROPVAL_TC_NONE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSupportedTxnIsoLevels

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SUPPORTEDTXNISOLEVELS と等価です。

このプロパティの既定値は 4096 で、DBPROPVAL_TI_READCOMMITTED と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropSupportedTxnIsoRetain

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SUPPORTEDTXNISORETAIN と等価です。

このプロパティの既定値は 292 で、DBPROPVAL_TR_ABORT_NO、DBPROPVAL_TR_COMMIT_NO、および DBPROPVAL_TR_NONE の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

DbpropTableTerm

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_TABLETERM と等価です。

このプロパティの既定値は "Cube" です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Dialect

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

以下の状況で使用される言語仕様を設定します。

  • プロバイダーが最初にクエリを実行しようとする場合に使用する言語仕様

  • クエリが失敗した場合の結果として返される実行エラーに使用される言語仕様

このプロパティで使用できる言語仕様は、次の表のとおりです。

名前

説明

DBGUID_SQL

C8B522D7-5CF3-11CE-ADE5-00AA0044773D

SQL パーサーが優先されます。

MDGUID_DM

62C58FED-CCA5-44F1-83B6-7B45682B3904

DMX パーサーが優先されます。

MDGUID_MDX

A07CCCD0-8148-11D0-87BB-00C04FC33942

MDX パーサーが優先されます。

Dialect プロパティは、クエリのほとんどが 1 つの特定の言語仕様を使用していると考えられる場合に使用できます。

複数の言語仕様では、DMX と SQL のように、クエリ構文が似ている場合があります。 構文が似ているため、Analysis Services はクエリ構文から言語独自の仕様を推測できないことがあります。 ある言語仕様でクエリが実行できなかった場合、Analysis Services インスタンスは別の言語仕様でクエリの再実行を試みます。

Dialect プロパティが設定されている場合、プロバイダーが別の言語仕様でクエリの再実行を試みる場合でも、Analysis Services は優先される言語仕様のクエリ実行エラーを返します。 たとえば、Dialect プロパティが MDGUID_DM に設定されているとします。 プロバイダーは最初にデータ マイニング クエリとしてクエリを実行しようとしますが、このクエリは失敗します。 そのため、プロバイダーは SQL クエリとしてクエリを再実行します。 しかし、この SQL クエリも失敗します。 Dialect プロパティの値は MDGUID_DM であるため、Analysis Services は SQL エラーのメッセージではなくデータ マイニング エラーのメッセージを返します。

Dialect プロパティが設定されていない場合、Analysis Services は最後に使用された言語仕様のクエリ実行エラーを返します。 たとえば、Dialect が設定されていない場合で、データ マイニング クエリが失敗したとします。 プロバイダーはクエリを SQL として再実行します。 この SQL クエリも失敗します。 Dialect プロパティが設定されていないため、プロバイダーはデータ マイニング エラーのメッセージではなく、SQL エラーのメッセージを返します。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Disable Prefetch Facts

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

True に設定した場合、セッションの長さにあたる期間中、エンジンは値のプレフェッチをしなくなります。

このプロパティの既定値は False です。

EffectiveRoles

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

EffectiveUserName

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

Analysis Services インスタンスに接続するときに使用する、ユーザー名を上書きするために使用するアカウントの名前を指定します。 プロパティの値は正規化されません。このプロパティを使用する場合は、MDX の UserName 関数がリテラル値を返すためです。 このプロパティは、サーバー管理者のみが使用できます。

このプロパティでサポートされる SID の種類は、User、Group、Alias、WellKnownGroup、Computer です。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

EndRange

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

CellOrdinal 属性値に対応する、0 から始まる整数値を指定します (CellOrdinal 属性は、MDDataSet の CellData セクションの、Cell 要素の一部です)。

BeginRange プロパティと共に使用され、クライアント アプリケーションはこのプロパティを使用して、コマンドによって返される OLAP データセットを特定の範囲のセルに制限することができます。 -1 が指定されている場合、BeginRange プロパティで指定されたセルからのすべてのセルが返されます。

このプロパティの既定値は -1 です。

このプロパティは、Execute メソッドで使用できます。

ExecutionMode

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値は、Execute です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ForceCommitTimeout

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

現在実行中の XMLA コマンドのコミット フェーズが、以前に発行されたコマンドを強制的にロールバックするまでに待機する時間を、秒数で指定します。 コミット フェーズは、Statement や Process などの XMLA コマンドに対応します。

値 0 は、インスタンスが無制限に待機することを意味します。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Format

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

Discover および Execute メソッドから返される結果セットの種類を決定します。 このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

Tabular

Rowset データ型を使用して結果セットを返します。

Multidimensional

MDDataSet データ型を使用して行セットを返します。

Native

形式は明示的に指定されません。 Analysis Services はコマンドに応じて適切な形式を返します。 実際の結果の種類は、結果の名前空間によって識別されます。

このプロパティの既定値は、Native です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ImpactAnalysis

使用法

省略可。書き込み専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

LocaleIdentifier

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

Discover または Execute メソッドで使用されるロケール識別子 (LCID) について、読み取りまたは設定を行います。 言語識別子の 16 進数の完全なリストについては、Microsoft Web サイトにアクセスし、MSDN ライブラリで「Language Identifiers」を検索してください。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MaximumRows

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropAggregateCellUpdate

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_AGGREGATECELL_UPDATE と等価です。

このプロパティの既定値は 4 で、MDPROPVAL_AU_SUPPORTED と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropAxes

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_AXES と等価です。

このプロパティの既定値は 2147483647 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropDrillFunctions

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

サーバーでのドリル関数のサポート レベルを決定します。 次の値を使用して、有効なビットマスクを作成します。

MDPROPVAL_MDF_BASIC (0x01)

MDPROPVAL_MDF_ASYMMETRIC (0x02)

MDPROPVAL_MDF_CALC_MEMBERS (0x04)

既定値は次のとおりです。

3 (SQL Server 2008 の場合)

7 (SQL Server 2008 R2 および SQL Server 2012 の場合)

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropFlatteningSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_FLATTENING_SUPPORT と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、MDPROPVAL_FS_FULL_SUPPORT と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxCaseSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_CASESUPPORT と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxDescFlags

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_DESCFLAGS と等価です。

このプロパティの既定値は 7 で、MDPROPVAL_MD_BEFORE、MDPROPVAL_MD_AFTER、および MDPROPVAL_MD_SELF と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxFormulas

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_FORMULAS と等価です。

このプロパティの既定値は 63 で、MDPROPVAL_MF_WITH_CALCMEMBERS、MDPROPVAL_MF_WITH_NAMEDSETS、MDPROPVAL_MF_CREATE_CALCMEMBERS、MDPROPVAL_MF_CREATE_NAMEDSETS、MDPROPVAL_MF_SCOPE_SESSION、および MDPROPVAL_MF_SCOPE_GLOBAL の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxJoinCubes

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_JOINCUBES と等価です。

このプロパティの既定値は 1 で、MDPROPVAL_MJC_SINGLECUBE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxMemberFunctions

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_MEMBER_FUNCTIONS と等価です。

このプロパティの既定値は 15 で、使用可能なすべての OLE DB 値の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxNamedSets

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

次の表に示す値のビットマスクです。

説明

0x01

MDPROPVAL_MNS_BASIC

0x02

MDPROPVAL_MNS_DYNAMIC

0x04

MDPROPVAL_MNS_DISPLAYFOLDER

0x08

MDPROPVAL_MNS_CAPTION

このプロパティの既定値は 15 です。

MdpropMdxNonMeasureExpressions

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_NONMEASURE_EXPRESSIONS と等価です。

このプロパティの既定値は 0 で、MDPROPVAL_NME_ALLDIMENSIONS と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxNumericFunctions

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_NUMERIC_FUNCTIONS と等価です。

このプロパティの既定値は 2047 で、MDPROPVAL_MNF_MEDIAN、MDPROPVAL_MNF_VAR、MDPROPVAL_MNF_STDDEV、MDPROPVAL_MNF_RANK、MDPROPVAL_MNF_AGGREGATE、MDPROPVAL_MNF_COVARIANCE、MDPROPVAL_MNF_CORRELATION、MDPROPVAL_MNF_LINREGSLOPE、MDPROPVAL_MNF_LINREGVARIANCE、MDPROPVAL_MNF_LINREG2、および MDPROPVAL_MNF_LINREGPOINT の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxObjQualification

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_OBJQUALIFICATION と等価です。

このプロパティの既定値は 496 で、MDPROPVAL_MOQ_DIM_HIER、MDPROPVAL_MOQ_DIMHIER_LEVEL、MDPROPVAL_MOQ_DIMHIER_MEMBER、MDPROPVAL_MOQ_LEVEL_MEMBER、および MDPROPVAL_MOQ_MEMBER_MEMBER の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxOuterReference

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_OUTERREFERENCE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxQueryByProperty

使用法

省略可。読み取り専用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_QUERYBYPROPERTY と等価です。

このプロパティの既定値は TRUE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxRangeRowset

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_RANGEROWSET と等価です。

このプロパティの既定値は 4 で、MDPROPVAL_RR_UPDATE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxSetFunctions

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_SET_FUNCTIONS と等価です。

このプロパティの既定値は 524287 で、MDPROPVAL_MSF_TOPPERCENT、MDPROPVAL_MSF_BOTTOMPERCENT、MDPROPVAL_MSF_TOPSUM、MDPROPVAL_MSF_BOTTOMSUM、MDPROPVAL_MSF_PERIODSTODATE、MDPROPVAL_MSF_LASTPERIODS、MDPROPVAL_MSF_YTD、MDPROPVAL_MSF_QTD、MDPROPVAL_MSF_MTD、MDPROPVAL_MSF_WTD、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNMEMBER、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNLEVEL、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNMEMBERTOP、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNMEMBERBOTTOM、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNLEVEL、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNLEVELTOP、MDPROPVAL_MSF_DRILLDOWNLEVELBOTTOM、MDPROPVAL_MSF_DRILLUPMEMBER、MDPROPVAL_MSF_DRILLUPLEVEL、および MDPROPVAL_MSF_TOGGLEDRILLSTATE の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxSlicer

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_SLICER と等価です。

このプロパティの既定値は 2 で、MDPROPVAL_MS_SINGLETUPLE と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxStringCompop

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_MDX_STRING_COMPOP と等価です。

このプロパティの既定値は 15 で、MDPROPVAL_MSC_LESSTHAN、MDPROPVAL_MSC_GREATERTHAN、MDPROPVAL_MSC_LESSTHANEQUAL、および MDPROPVAL_MSC_GREATERTHANEQUAL の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdpropMdxSubQueries

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

MDX のサブクエリのサポートのレベルを示します。 次の表に示す値のビットマスクです。

説明

0x01

MDPROPVAL_MSQ_BASIC

0x02

MDPROPVAL_MSQ_ARBITRARYSHAPE

0x04

MDPROPVAL_MSQ_NONVISUAL

0x08

MDPROPVAL_MSQ_CALCMEMBERS

0x10

MDPROPVAL_MSQ_CALCMEMBERS2

SQL Server 2008 R2 および SQL Server 2012 では、このプロパティの既定値は 31 です。

SQL Server 2008 では、このプロパティの既定値は 15 です。

SQL Server 2005 Analysis Services では、このプロパティの既定値は 3 です。

MdpropNamedLevels

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_NAMED_LEVELS と等価です。

このプロパティの既定値は 3 で、MDPROPVAL_NL_NAMEDLEVELS と MDPROPVAL_NL_NUMBEREDLEVELS の組み合わせと等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MdxMissingMemberMode

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

説明

欠落したメンバーを MDX ステートメントで無視するかどうかを示します。

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

Default

Analysis Services インスタンスによって生成される値を使用します。

Error

エラーを生成します。

Ignore

欠落したメンバーを常に無視します。

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MDX_MISSING_MEMBER_MODE と等価です。

このプロパティの既定値は、Default です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

MDXSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

MDX のサポートの程度を記述する列挙を指定します。

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

Core

すべての MDX オプションがサポートされます。

注意

現時点では、列挙に含まれる値は Core だけです。 将来のリリースでは、他の値もこの列挙に定義されます。

このプロパティの既定値は、Core です。

このプロパティは、Discover メソッドで使用できます。

NonEmptyThreshold

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Password

使用法

省略可。書き込み専用で、String 型のプロパティです。

注意

このプロパティはサポートされなくなりました。

説明

旧バージョンとの互換性のために用意されているプロパティで、Execute または Discover メソッドで使用された場合には無視され、エラーは生成されません。

ProviderName

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_DBMSNAME と等価です。

このプロパティの既定値は "OLAP Server" です。

このプロパティは、Discover メソッドで使用できます。

ProviderType

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_DATASOURCE_TYPE と等価です。

このプロパティの既定値は 6 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ProviderVersion

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_DBMSVER と等価です。

このプロパティの既定値は、Analysis Services インスタンスのバージョンです。

このプロパティは、Discover メソッドで使用できます。

ReadOnlySession

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

RealTimeOlap

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

TRUE に設定されている場合は、テーブル通知をリッスンするすべてのパーティションに対するクエリが、キャッシュをバイパスしてリアルタイムで実行されます。 このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_MSMD_REAL_TIME_OLAP と等価です。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ReturnCellProperties

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

Roles

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

クライアント アプリケーションが Analysis Services インスタンスに接続する場合に使用するロール名のコンマ区切りの文字列を指定します。 このプロパティを使用すると、ユーザーは現在使用しているロール以外のロールを使用して接続できます。 たとえば、サーバー管理者が、あるロールに許可された権限をテストするために、そのロールのメンバーとしてキューブに接続したい場合に使用できます。 このプロパティを使用して接続するには、このユーザーは指定されたロールのメンバーである必要があります。

重要な注意事項重要

ロール名では大文字小文字が区別されます。また、コンマ区切りのロール名の間にスペースを使用しないでください。 スペースを使用すると、保護されたセルのセットに対するクエリによって、エラーおよび予期しない結果が返される可能性があります。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SafetyOptions

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

クライアント アプリケーションが安全でないライブラリを登録して読み込めるかどうかを決定します。

このプロパティの値は、ローカル キューブで PASSTHROUGH キーワードを許可するかどうかも決定します。 以下の場合に、エラーが発生します。

  • クライアント アプリケーションが、PASSTHROUGH キーワードを含む INSERT INTO ステートメントを使用してローカル キューブの作成を試行した場合

  • クライアント アプリケーションが、PASSTHROUGH キーワードを使用した INSERT INTO ステートメントを含むローカル キューブの更新を試行した場合

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

名前

説明

DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_DEFAULT

0

この値は、DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_SAFE として扱われます。

ローカル キューブへの接続の場合、この値は CREATECUBE 接続文字列プロパティが使用されるかどうかによって異なります。 CREATECUBE 接続文字列プロパティが使用される場合、この値は DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_ALL と同じです。 そうでない場合、この値は DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_SAFE と同じです。

DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_ALL

1

この値は、初期化とスクリプティングに関する安全性を検証せずに、すべてのユーザー定義関数ライブラリを有効にします。 ローカル キューブへの接続の場合、この値を指定すると、ストアド プロシージャの使用、および INSERT INTO ステートメントでの PASSTHROUGH キーワードの使用が有効になります。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

このオプションはお勧めしません。

DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_SAFE

2

この値は、特定のユーザー定義関数ライブラリのすべてのクラスを検査して、初期化とスクリプティングに関する安全性を確認するように設定します。 ローカル キューブへの接続の場合、この値を指定すると、INSERT INTO ステートメント内での PASSTHROUGH キーワードの使用、および PermissionSet プロパティが Safe に設定されていないストアド プロシージャの使用ができなくなります。

さらに、この値を指定すると、MDSCHEMA_ACTIONS スキーマ行セット内で ACTION_TYPE 列の値が HTML または COMMAND であるアクションが削除されます。また、ACTION_TYPE 列の値が URL であり、CONTENT 列の値が "http://" または "https://" で始まっていないアクションも削除されます。

DBPROPVAL_MSMD_SAFETY_OPTIONS_ALLOW_NONE

3

この値は、セッション中にユーザー定義関数が使用されないようにします。 ローカル キューブへの接続の場合、この値を使用すると、すべてのストアド プロシージャの使用、および INSERT INTO ステートメントでの PASSTHROUGH キーワードの使用ができなくなります。

さらに、この値を指定すると、MDSCHEMA_ACTIONS スキーマ行セット内のすべてのアクションが削除されます。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SecuredCellValue

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

保護されたセルへのアクセスを試行した場合に返されるエラー コードと、Value および Formatted Value セル プロパティの値を指定します。

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

0

(既定) 旧バージョンとの互換性のための用意されている値で、1 と同じです。 この既定値の意味は、将来のバージョンでは変更される可能性があります。

1

戻り値 : HRESULT = NO_ERROR

セルの Value プロパティには、結果がバリアント データ型として格納されます。 Formatted Value には "#N/A" という文字列が返されます。

2

HRESULT の値としてエラーを返します。

3

Value および Formatted Value プロパティの両方に NULL を返します。

4

Value プロパティに数値の 0 を返し、Formatted Value プロパティに書式設定された 0 を返します。 たとえば、Format プロパティが "#.##" であるセルの Formatted Value プロパティには、0.00 が返されます。

5

Value および Formatted Value プロパティの両方に "#SEC" という文字列を返します。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ServerName

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_SERVERNAME と等価です。

このプロパティの既定値は、Analysis Services インスタンスの名前です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

ShowHiddenCubes

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Boolean 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値は FALSE です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SQLQueryMode

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

計算を SQL クエリに含めるかどうかを決定します。

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

Data

計算は含まれません。

Calculated

計算が返されます。

IncludeEmpty

計算と空の行が返されます。

このプロパティの既定値は、Calculated です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SQLSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティの既定値は 512 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SspropInitAppName

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

クライアント アプリケーションの名前を含みます。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SspropInitPacketsize

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

クライアント アプリケーションの ID を含みます。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

SspropInitWsid

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、String 型のプロパティです。

説明

クライアント ワークステーションの ID を含みます。

このプロパティの既定値はありません。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

StateSupport

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

説明

状態保持のサポートの程度を指定します。

このプロパティに使用できる値は、次の表のとおりです。

説明

None

状態保持はサポートされません。

Sessions

状態保持はセッション サポートによって提供されます。

状態保持とセッション サポートの詳細については、「接続およびセッションの管理 (XMLA)」を参照してください。

このプロパティの既定値は、Sessions です。

このプロパティは、Discover メソッドで使用できます。

Timeout

使用法

省略可。読み取り/書き込み用で、Integer 型のプロパティです。

説明

Analysis Services インスタンスが要求の正常な完了を待機する最大時間を秒数で指定します。この時間を超えると、エラーを返します。 このプロパティは、書き戻しテーブルへの更新が正常に完了するのをインスタンスが待機する最大時間も決定します。この時間を超えると、エラーを返します。これは、接続文字列プロパティの Writeback Timeout と等価です。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

TransactionDDL

使用法

省略可。読み取り専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

将来の使用のために予約されています。

このプロパティの既定値は 0 です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

UserName

使用法

省略可。読み取り専用で、String 型のプロパティです。

注意

このプロパティはサポートされなくなりました。

説明

Analysis Services インスタンスによってコマンドに関連付けられるユーザー名を返す文字列を指定します。 旧バージョンとの互換性のために用意されているプロパティで、Execute または Discover メソッドで使用された場合には無視され、エラーは生成されません。 このプロパティは OLE DB プロパティの DBPROP_USERNAME と等価です。

このプロパティの既定値は、現在のセッションまたは接続を開いたユーザー名です。

このプロパティは、Execute メソッドで使用できます。

VisualMode

使用法

省略可。書き込み専用で、Integer 型のプロパティです。

説明

このプロパティは OLE DB プロパティの MDPROP_VISUALMODE と等価です。

このプロパティの既定値は 0 で、DBPROPVAL_VISUAL_MODE_DEFAULT と等価です。

このプロパティは、Discover メソッドおよび Execute メソッドで使用できます。

関連項目

参照

PropertyList 要素 (XMLA)