sp_deletetracertokenhistory (Transact-SQL)
MStracer_tokens (Transact-SQL) システム テーブルおよび MStracer_history (Transact-SQL) システム テーブルからトレーサー トークン レコードを削除します。 このストアド プロシージャは、パブリッシャー側でパブリケーション データベースについて実行されます。または、ディストリビューター側でディストリビューション データベースについて実行されます。
.gif "トピック リンク アイコン")
構文
sp_deletetracertokenhistory [ @publication = ] 'publication'
[ , [ @tracer_id = ] tracer_id ]
[ , [ @cutoff_date = ] cutoff_date ]
[ , [ @publisher = ] 'publisher' ]
[ , [ @publisher_db = ] 'publisher_db' ]
引数
[ @publication= ] 'publication'
トレーサー トークンが挿入されたパブリケーションの名前です。 publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @tracer_id= ] tracer_id
削除するトレーサー トークンの ID です。 tracer_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。 null の場合、パブリケーションに属するすべてのトレーサー トークンが削除されます。[ @cutoff_date= ] cutoff_date
終了日を指定します。それ以前にパブリケーションに挿入されたすべてのトレーサー トークンが削除されます。 cutoff_date のデータ型は datetime で、既定値は NULL です。[ @publisher= ] 'publisher'
パブリッシャーの名前です。 publisher のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。.gif "注意")
注このパラメーターを指定するのは、Microsoft SQL Server 以外のパブリッシャーの場合だけです。
[ @publisher_db= ] 'publisher_db'
パブリケーション データベースの名前です。 publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。 ストアド プロシージャがパブリッシャーで実行される場合、このパラメーターは無視されます。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
説明
sp_deletetracertokenhistory は、トランザクション レプリケーションで使用します。
sp_deletetracertokenhistory を実行する場合、tracer_id または cutoff_date のどちらか 1 つのみを指定できます。 パラメーターを 2 つ指定するとエラーが発生します。
sp_deletetracertokenhistory を実行しないでトレーサー トークン メタデータを削除すると、定期的な履歴のクリーンアップ時に情報が削除されます。
トレーサー トークン ID を調べるには、sp_helptracertokens (Transact-SQL) を実行するか、MStracer_tokens (Transact-SQL) システム テーブルのクエリを実行します。
権限
sp_deletetracertokenhistory を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin、パブリケーション データベースの固定データベース ロール db_owner、ディストリビューション データベースの固定データベース ロール db_owner、またはディストリビューション データベースの replmonitor ロールのメンバーだけです。
関連項目
参照
sp_helptracertokenhistory (Transact-SQL)