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GETDATE (Transact-SQL)

データベース システムの現在のタイムスタンプを、データベース タイム ゾーン オフセットを持たない datetime 値として返します。 この値は、SQL Server のインスタンスが実行されているコンピューターのオペレーティング システムから取得されます。

注意

1 秒未満の秒の有効桁数で比較すると、SYSDATETIME と SYSUTCDATETIME の方が GETDATE と GETUTCDATE よりも高い精度を得ることができます。 SYSDATETIMEOFFSET には、システムのタイム ゾーン オフセットが含まれます。 SYSDATETIME、SYSUTCDATETIME、および SYSDATETIMEOFFSET は、date 型と time 型の任意の変数に割り当てることができます。

Transact-SQL の日付と時刻のデータ型および関数の概要については、「日付と時刻のデータ型および関数 (Transact-SQL)」を参照してください。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

GETDATE ( )

戻り値の型

datetime

説明

Transact-SQL ステートメントでは、datetime 式を参照できる場所であればどこでも、GETDATE を参照できます。

GETDATE は、非決定的関数です。 この関数を列内で参照するビューと式には、インデックスを付けることができません。

GETDATE() 関数で SWITCHOFFSET を使用すると、クエリの実行速度が低下する場合があります。クエリ オプティマイザーでは、GETDATE 値の正確な基数の推定を取得できないためです。 次の例に示すように、GETDATE 値を事前に計算してから、クエリでその値を指定することをお勧めします。 さらに、OPTION (RECOMPILE) クエリ ヒントを使用して、次に同じクエリが実行されるときに、クエリ オプティマイザーでクエリ プランが強制的に再コンパイルされるようにします。 そうすると、オプティマイザーは、GETDATE() の正確な基数の推定を取得し、より効率的なクエリ プランを生成します。

DECLARE @dt datetimeoffset = switchoffset (CONVERT(datetimeoffset, GETDATE()), '-04:00'); 
SELECT * FROM t  
WHERE c1 > @dt OPTION (RECOMPILE);

使用例

次の例では、現在の日付と時刻を返す 6 つの SQL Server システム関数を使用して、日付、時刻、またはその両方を取得しています。 値は順番に返されるため、秒の小数部が異なる可能性があります。

A. 現在のシステム日付と時刻を取得する

SELECT SYSDATETIME()
    ,SYSDATETIMEOFFSET()
    ,SYSUTCDATETIME()
    ,CURRENT_TIMESTAMP
    ,GETDATE()
    ,GETUTCDATE();

以下に結果セットを示します。

SYSDATETIME() 2007-04-30 13:10:02.0474381

SYSDATETIMEOFFSET()2007-04-30 13:10:02.0474381 -07:00

SYSUTCDATETIME() 2007-04-30 20:10:02.0474381

CURRENT_TIMESTAMP 2007-04-30 13:10:02.047

GETDATE() 2007-04-30 13:10:02.047

GETUTCDATE() 2007-04-30 20:10:02.047

B. 現在のシステム日付を取得する

SELECT CONVERT (date, SYSDATETIME())
    ,CONVERT (date, SYSDATETIMEOFFSET())
    ,CONVERT (date, SYSUTCDATETIME())
    ,CONVERT (date, CURRENT_TIMESTAMP)
    ,CONVERT (date, GETDATE())
    ,CONVERT (date, GETUTCDATE());

以下に結果セットを示します。

SYSDATETIME() 2007-05-03

SYSDATETIMEOFFSET() 2007-05-03

SYSUTCDATETIME() 2007-05-04

CURRENT_TIMESTAMP 2007-05-03

GETDATE() 2007-05-03

GETUTCDATE() 2007-05-04

C. 現在のシステム時刻を取得する

SELECT CONVERT (time, SYSDATETIME())
    ,CONVERT (time, SYSDATETIMEOFFSET())
    ,CONVERT (time, SYSUTCDATETIME())
    ,CONVERT (time, CURRENT_TIMESTAMP)
    ,CONVERT (time, GETDATE())
    ,CONVERT (time, GETUTCDATE());

以下に結果セットを示します。

SYSDATETIME() 13:18:45.3490361

SYSDATETIMEOFFSET()13:18:45.3490361

SYSUTCDATETIME() 20:18:45.3490361

CURRENT_TIMESTAMP 13:18:45.3470000

GETDATE() 13:18:45.3470000

GETUTCDATE() 20:18:45.3470000

関連項目

参照

CAST および CONVERT (Transact-SQL)