sp_vupgrade_replication (Transact-SQL)

レプリケーション サーバーのアップグレード時に、セットアップによって起動されます。 現在の製品レベルでレプリケーションをサポートするため、必要に応じてスキーマとシステム データをアップグレードします。 また、システム データベースとユーザー データベースに、新しいレプリケーション システム オブジェクトを作成します。 このストアド プロシージャは、レプリケーションのアップグレードが行われるマシンで実行されます。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_vupgrade_replication [ [@login=] 'login' ]
    [ , [ @password= ] 'password' ]
    [ , [ @ver_old= ] 'old_version' ]
    [ , [ @force_remove= ] 'force_removal' ]
    [ , [ @security_mode= ] security_mode ]

引数

  • [ @login=] 'login'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、システム管理者のログインを指定します。 login のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。 security_mode1 に設定されている場合、つまり Windows 認証の場合、このパラメーターは必要ありません。

    注意

    SQL Server 2005 以降のバージョンへのアップグレードの場合、このパラメーターは無視されます。

  • [ @password=] 'password'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、システム管理者のパスワードを指定します。 password のデータ型は sysname で、既定値は ' ' (空の文字列) です。 security_mode1 に設定されている場合、つまり Windows 認証の場合、このパラメーターは必要ありません。

    注意

    SQL Server 2005 以降のバージョンへのアップグレードの場合、このパラメーターは無視されます。

  • [ @ver_old=] 'old_version'
    単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 

    このストアド プロシージャは今後の SQL Server のリリースで削除される予定であり、使用は推奨されません。

  • [ @force_remove=] 'force_removal'
    単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

  • [ @security_mode=] 'security_mode'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、ログイン セキュリティ モードを指定します。 security_mode のデータ型は bit で、既定値は 0 です。 0 の場合、SQL Server 認証が使用されます。 1 の場合、Windows 認証が使用されます。

    注意

    SQL Server 2005 以降のバージョンへのアップグレードの場合、このパラメーターは無視されます。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

説明

sp_vupgrade_replication は、すべての種類のレプリケーションをアップグレードするときに使用できます。

権限

sp_vupgrade_replication を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーだけです。

関連項目

参照

レプリケーション ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

概念

レプリケートされたデータの検証