sp_change_subscription_properties (Transact-SQL)
プル サブスクリプションの情報を更新します。 このストアド プロシージャは、サブスクライバー側でサブスクリプション データベースについて実行されます。
構文
sp_change_subscription_properties [ @publisher = ] 'publisher'
, [ @publisher_db = ] 'publisher_db'
, [ @publication = ] 'publication'
, [ @property = ] 'property'
, [ @value = ] 'value'
[ , [ @publication_type = ] publication_type ]
引数
[ @publisher=] 'publisher'
パブリッシャーの名前です。 publisher のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリッシャー データベースの名前です。 publisher_db のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @publication=] 'publication'
パブリケーションの名前です。 publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @property=] 'property'
変更するプロパティを指定します。 property のデータ型は sysname です。[ @value=] 'value'
プロパティの新しい値を指定します。 value のデータ型は nvarchar(1000) で、既定値はありません。[ @publication_type = ] publication_type
パブリケーションのレプリケーションの種類を指定します。 publication_type のデータ型は int で、次のいずれかの値を指定できます。値
パブリケーションの種類
0
トランザクション
1
スナップショット
2
マージ
NULL (既定値)
この場合、レプリケーションによってパブリケーションの種類が決まります。 このストアド プロシージャでは複数のテーブルを検索する必要があるため、このオプションを指定すると、パブリケーションの種類を直接指定したときに比べて動作が遅くなります。
次の表は、アーティクルのプロパティとそれぞれの値です。
プロパティ |
値 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|
alt_snapshot_folder |
|
スナップショットの代替フォルダーの場所。 NULL に設定すると、スナップショット ファイルはパブリッシャーで指定された既定の場所から取得されます。 |
||
distrib_job_login |
|
エージェントを実行する Microsoft Windows アカウントのログイン。 |
||
distrib_job_password |
|
エージェントを実行する Windows アカウントのパスワード。 |
||
distributor_login |
|
ディストリビューター ログイン。 |
||
distributor_password |
|
ディストリビューター パスワード。 |
||
distributor_security_mode |
1 |
ディストリビューターに接続するときに Windows 認証を使用。 |
||
|
0 |
ディストリビューターに接続するときに SQL Server 認証を使用。 |
||
dts_package_name |
|
SQL Server 2000 データ変換サービス (DTS) パッケージの名前。 トランザクション パブリケーションまたはスナップショット パブリケーションの場合のみ、この値を指定できます。 |
||
dts_package_password |
|
パッケージのパスワード。 dts_package_password のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。既定値はパスワードのプロパティを変更しないことを表します。
トランザクション パブリケーションまたはスナップショット パブリケーションの場合のみ、この値を指定できます。 |
||
dts_package_location |
|
DTS パッケージが格納されている場所。 トランザクション パブリケーションまたはスナップショット パブリケーションの場合のみ、この値を指定できます。 |
||
dynamic_snapshot_location |
|
スナップショット ファイルが保存されるフォルダーへのパス。 マージ パブリケーションの場合のみ、この値を指定できます。 |
||
ftp_address |
|
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
||
ftp_login |
|
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
||
ftp_password |
|
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
||
ftp_port |
|
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
||
hostname |
|
パブリッシャーに接続するときに使用されるホスト名。 |
||
internet_login |
|
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインです。 |
||
internet_password |
|
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに、マージ エージェントが接続するときのパスワード。 |
||
internet_security_mode |
1 |
Web 同期に Windows 統合認証を使用。 基本認証を Web 認証と共に使用することをお勧めします。 詳細については、「Web 同期の構成」を参照してください。 |
||
|
0 |
Web 同期に基本認証を使用。
|
||
internet_timeout |
|
Web 同期要求が期限切れとなるまでの時間 (秒単位)。 |
||
internet_url |
|
Web 同期に対するレプリケーション リスナーの位置を表す URL。 |
||
merge_job_login |
|
エージェントを実行する Windows アカウントのログイン。 |
||
merge_job_password |
|
エージェントを実行する Windows アカウントのパスワード。 |
||
publisher_login |
|
パブリッシャーのログイン。 publisher_login の変更は、マージ パブリケーションへのサブスクリプションでのみサポートされています。 |
||
publisher_password |
|
パブリッシャーのパスワード。 publisher_password の変更は、マージ パブリケーションへのサブスクリプションでのみサポートされています。 |
||
publisher_security_mode |
1 |
パブリッシャーに接続するときに Windows 認証を使用。 publisher_security_mode の変更は、マージ パブリケーションへのサブスクリプションでのみサポートされています。 |
||
|
0 |
パブリッシャーに接続するときに SQL Server 認証を使用。 |
||
use_ftp |
true |
標準のプロトコルの代わりに FTP を使用してスナップショットを取得。 |
||
|
false |
標準のプロトコルを使用してスナップショットを取得。 |
||
use_web_sync |
true |
Web 同期を有効にする。 |
||
|
false |
Web 同期を無効にする。 |
||
working_directory |
|
スナップショットのファイル転送でファイル転送プロトコル (FTP) を使用する場合、パブリケーションのデータとスキーマ ファイルを一時的に保存するために使用する作業ディレクトリの名前。 |
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
説明
sp_change_subscription_properties は、すべての種類のレプリケーションで使用できます。
sp_change_subscription_properties はプル サブスクリプションで使用します。
Oracle パブリッシャーの場合、Oracle ではサーバーのインスタンス 1 つにつき 1 つのデータベースしか許可されないため、publisher_db の値は無視されます。
権限
sp_change_subscription_properties を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのメンバーだけです。
関連項目
参照
sp_addmergepullsubscription (Transact-SQL)
sp_addmergepullsubscription_agent (Transact-SQL)
sp_addpullsubscription (Transact-SQL)
sp_addpullsubscription_agent (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)