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データベースの段階的な部分復元 (単純復旧モデル) の例

段階的な部分復元シーケンスでは、プライマリ ファイル グループからすべての読み取り/書き込みセカンダリ ファイル グループの順に、ファイル グループ レベルで段階的にデータベースが復元および復旧されます。

この例では、障害発生後、データベース adb を新しいコンピューターに復元します。 このデータベースでは、単純復旧モデルが使用されています。 障害が発生する前は、すべてのファイル グループがオンラインです。 ファイル グループ A とファイル グループ C は読み取り/書き込みが可能で、ファイル グループ B は読み取り専用です。 ファイル グループ B は、最新の部分バックアップを実行する前に読み取り専用になりました。この部分バックアップには、プライマリ ファイル グループと読み取りと書き込みが可能なセカンダリ ファイル グループ A と C が含まれています。 ファイル グループ B が読み取り専用になった後、ファイル グループ B の別のファイル バックアップが作成されました。

復元シーケンス

  1. プライマリ ファイル グループ、ファイル グループ A、およびファイル グループ C の部分復元を行います。

    RESTORE DATABASE adb FILEGROUP='A',FILEGROUP='C' 
       FROM partial_backup 
       WITH PARTIAL, RECOVERY;
    

    この時点で、プライマリ ファイル グループ、ファイル グループ A、およびファイル グループ C はオンラインです。 ファイル グループ B のすべてのファイルは復旧待ち状態なので、このファイル グループはオフラインです。

  2. ファイル グループ B をオンライン復元します。

    RESTORE DATABASE adb FILEGROUP='B' FROM backup 
    WITH RECOVERY;
    

    すべてのファイル グループがオンラインになります。

その他の例

関連項目

参照

BACKUP (Transact-SQL)

RESTORE (Transact-SQL)

概念

オンライン復元 (SQL Server)

段階的な部分復元 (SQL Server)