ObjectPermissionSet クラス

ObjectPermissionSet オブジェクトは、Microsoft SQL Server のオブジェクト権限のセットを表します。

継承階層

System.Object
  Microsoft.SqlServer.Management.Smo.PermissionSetBase
    Microsoft.SqlServer.Management.Smo.ObjectPermissionSet

名前空間:  Microsoft.SqlServer.Management.Smo
アセンブリ:  Microsoft.SqlServer.Smo (Microsoft.SqlServer.Smo.dll)

構文

'宣言
Public NotInheritable Class ObjectPermissionSet _
    Inherits PermissionSetBase
'使用
Dim instance As ObjectPermissionSet

public sealed class ObjectPermissionSet : PermissionSetBase

public ref class ObjectPermissionSet sealed : public PermissionSetBase

[<SealedAttribute>]
type ObjectPermissionSet =  
    class 
        inherit PermissionSetBase 
    end

public final class ObjectPermissionSet extends PermissionSetBase

ObjectPermissionSet 型は、以下のメンバーを公開しています。

コンストラクター

	名前	説明
	ObjectPermissionSet()	ObjectPermissionSet クラスの新しいインスタンスを初期化します。
	ObjectPermissionSet(ObjectPermission)	指定されたオブジェクト権限に基づいて ObjectPermissionSet クラスの新しいインスタンスを初期化します。
	ObjectPermissionSet(array<ObjectPermission[])	指定したオブジェクト権限のセットに基づいて ObjectPermissionSet クラスの新しいインスタンスを初期化します。
	ObjectPermissionSet(ObjectPermissionSet)	指定したオブジェクト権限のセットに基づいて ObjectPermissionSet クラスの新しいインスタンスを初期化します。

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プロパティ

	名前	説明
	Alter	ALTER 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクトのプロパティ (所有権を除く) の変更を許可します。
	Connect	CONNECT 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクトと SQL Server のインスタンス間の接続の作成を許可します。
	Control	CONTROL 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクトに対して定義されたすべての権限、オブジェクトの権限を作成する機能、および子オブジェクトに対するフル コントロールを含む、オブジェクトのフル コントロールを許可します。
	CreateSequence	CREATE SEQUENCE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーがデータベース内にシーケンスを作成できるようにします。
	Delete	DELETE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーにオブジェクトの削除を許可します。
	Execute	EXECUTE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーにオブジェクトの実行を許可します。
	Impersonate	IMPERSONATE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、ユーザーまたはログインの権限の借用を許可します。
	Insert	INSERT 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクトへのデータの挿入を許可します。
	Receive	RECEIVE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、Service Broker キューからのメッセージの受信を許可します。
	References	REFERENCES 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクト内のデータの参照を許可します。
	Select	SELECT 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクトからのデータの取得を許可します。
	Send	SEND 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、Service Broker サービスへのメッセージの送信を許可します。
	TakeOwnership	TAKE OWNERSHIP 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーにオブジェクトの所有権の取得を許可します。
	Update	UPDATE 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーに、オブジェクト内のデータの変更を許可します。
	ViewChangeTracking	VIEW CHANGE TRACKING 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーにデータベース オブジェクトの情報の追跡を許可します。
	ViewDefinition	VIEW DEFINITION 権限を権限セットに含めるかどうかを示す Boolean プロパティ値を取得します。値の設定も可能です。この権限は、権限付与対象ユーザーにオブジェクトを定義するメタデータの表示を許可します。

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メソッド

	名前	説明
	Add(ObjectPermission)	参照したオブジェクト権限セットに新しいオブジェクト権限を追加した後、その権限セットを返します。
	Add(ObjectPermissionSet, ObjectPermission)	参照したオブジェクト権限セットに新しいオブジェクト権限を追加した後、その権限セットを返します。
	Equals	現在の ObjectPermissionSet オブジェクトが、指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。 (PermissionSetBase.Equals(Object) をオーバーライドします。)
	GetHashCode	このメソッドは、SQL Server インフラストラクチャをサポートするためのメソッドであり、コードから直接使用することを目的としたものではありません。 (PermissionSetBase.GetHashCode() をオーバーライドします。)
	GetType	(Object から継承されています。)
	Remove	権限セットから権限を削除します。
	Subtract	IObjectPermission オブジェクトと ObjectPermissionSet オブジェクトの減算演算を実行することによって、オブジェクト権限セットを作成します。
	ToString	指定した PermissionSetBase オブジェクトを示す string 値を返します。 (PermissionSetBase から継承されています。)

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演算子

	名前	説明
	Addition	ObjectPermission オブジェクトと ObjectPermissionSet オブジェクトの加算演算を実行することによって、オブジェクト権限セットを作成します。
	Equality	2 つの ObjectPermissionSet オブジェクトに対して等価演算を実行することによって、2 つのオブジェクトが等しいかどうかを調べます。
	Inequality	2 つの ObjectPermissionSet オブジェクトに対して非等価演算を実行することによって、2 つのオブジェクトが等しくないかどうかを調べます。
	Subtraction	IObjectPermission オブジェクトと ObjectPermissionSet オブジェクトの減算演算を実行することによって、オブジェクト権限セットを作成します。

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説明

オブジェクトに対する権限の許可、拒否、または取り消しを行う際には、オブジェクト権限が必要です。 ObjectPermissionSet オブジェクトは、オブジェクトの Grant メソッド、Deny メソッド、および Revoke メソッドに該当する権限セットを指定するために必要です。

スレッド セーフ

この型の public static (Microsoft Visual Basic では Shared) のすべてのメンバーは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

使用例

権限の許可、取り消し、および拒否

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

関連項目

参照

Microsoft.SqlServer.Management.Smo 名前空間