sys.sp_cdc_enable_db (Transact-SQL)
現在のデータベースに対して変更データ キャプチャを有効にします。 データベース内のテーブルの変更データ キャプチャを有効にするには、まずそのデータベースに対してこの手順を実行する必要があります。 変更データ キャプチャは、有効なテーブルに対して適用された挿入、更新、削除の各アクティビティを記録し、変更の詳細を、利用しやすいリレーショナル形式で格納します。 変更された行に対応する列情報が、その変更をターゲット環境に適用するために必要なメタデータと共にキャプチャされます。その際、追跡対象となるソース テーブルの列構造はミラー化されます。
重要
変更データ キャプチャは、Microsoft SQL Server のすべてのエディッションで使用できるわけではありません。SQL Server の各エディションでサポートされる機能の一覧については、「SQL Server 2014 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで) |
構文
sys.sp_cdc_enable_db
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
なし
説明
システム データベースまたはディストリビューション データベースに対して変更データ キャプチャを有効にすることはできません。
sys.sp_cdc_enable_db を実行すると、メタデータ テーブルや DDL トリガーなど、データベース全体のスコープを持つ変更データ キャプチャ オブジェクトが作成されます。 さらに、cdc スキーマおよび cdc データベース ユーザーが作成され、sys.databases カタログ ビュー内のデータベース エントリの is_cdc_enabled 列が 1 に設定されます。
権限
sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーシップが必要です。
使用例
次の例では、変更データ キャプチャを有効にします。
USE AdventureWorks2012;
GO
EXECUTE sys.sp_cdc_enable_db;
GO