sys.dm_fts_index_keywords (Transact-SQL)
指定されたテーブルのフルテキスト インデックスのコンテンツに関する情報を返します。
sys.dm_fts_index_keywords は動的管理関数です。
注意
下位レベルのフルテキスト インデックス情報を表示するには、ドキュメント レベルで sys.dm_fts_index_keywords_by_document 動的管理関数を使用します。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで) |
構文
sys.dm_fts_index_keywords( DB_ID('database_name'), OBJECT_ID('table_name') )
引数
db_id('database_name')
DB_ID() 関数の呼び出しです。 この関数は、データベース名を受け取り、データベース ID を返します。sys.dm_fts_index_keywords はこの ID を使用して指定されたデータベースを検索します。 database_name の指定を省略すると、現在のデータベース ID が返されます。object_id('table_name')
OBJECT_ID() 関数の呼び出しです。 この関数はテーブル名を受け取り、調べるフルテキスト インデックスが含まれているテーブルのテーブル ID を返します。
返されるテーブル
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
keyword |
nvarchar(4000) |
フルテキスト インデックスに格納されているキーワードの 16 進数表記です。 注意 0xFF は、ファイルまたはデータセットの終わりを示す特殊文字を表します。 |
display_term |
nvarchar(4000) |
人間が判読できる形式のキーワードです。 この形式は、16 進数形式から派生します。 注意 OxFF の display_term 値は "END OF FILE" です。 |
column_id |
int |
現在のキーワードのフルテキスト インデックスが作成された列の ID です。 |
document_count |
int |
現在の用語を含むドキュメントまたは行の数です。 |
説明
sys.dm_fts_index_keywords から返される情報は、特に次の項目を確認するのに役立ちます。
キーワードがフルテキスト インデックスの一部であるかどうか。
特定のキーワードを含むドキュメントまたは行の数。
フルテキスト インデックスで最も一般的なキーワード。
各 keyword_value の document_count は、総 document_count (0xFF のドキュメント数) と比較されます。
通常、一般的なキーワードは、ストップワードとして宣言するのに適している可能性が高いと考えられます。
注意
特定のドキュメントについて sys.dm_fts_index_keywords から返される document_count は、sys.dm_fts_index_keywords_by_document または CONTAINS クエリから返されるカウントより精度が低い場合があります。このように不正確になる可能性は、1% 未満であると推定されます。この状況は、document_id がインデックス フラグメント内で複数の行にわたって続いている場合や、同じ行内に複数回出現する場合に、2 回カウントされることがあるために生じます。特定のドキュメントの正確なカウントを取得するには、sys.dm_fts_index_keywords_by_document または CONTAINS クエリを使用します。
権限
固定サーバー ロール sysadmin のメンバーシップが必要です。
使用例
A. 上位レベルのフルテキスト インデックス コンテンツの表示
次の例では、HumanResources.JobCandidate テーブルのフルテキスト インデックスの上位レベル コンテンツに関する情報を表示します。
SELECT * FROM sys.dm_fts_index_keywords(db_id('AdventureWorks2012'), object_id('HumanResources.JobCandidate'))
GO
関連項目
参照
フルテキスト検索とセマンティック検索の動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)
sys.dm_fts_index_keywords_by_document (Transact-SQL)