SECOND 関数
時刻値の秒数を 0 から 59 までの数値で返します。
構文
SECOND(<time>)
パラメーター
項目 |
定義 |
---|---|
time |
datetime 形式の時刻。たとえば、16:48:23 や 4:48:47 PM などです。 |
戻り値
0 ~ 59 の整数。
説明
シリアル値として日時を保存する Microsoft Excel とは異なり、DAX では日時の処理に datetime 形式を使用します。 ソース データがこの形式でない場合、DAX では暗黙的にデータが変換されます。 書式設定を使用して、日時を目的に合わせたシリアル値として表示することができます。
SECOND 関数に引数として指定する日時の値は、引用符で囲んだテキスト文字列 ("6:45 PM" など) として入力することができます。 また、別の式の結果や、時刻を含む列の参照を時刻値として指定することもできます。
別のデータ型の数値 (13.60 など) を指定した場合、その数値はシリアル値として解釈され、datetime データ型に変換された後で、秒の値が抽出されます。 結果を理解しやすくするために、このような数値を日付として表した後で、SECOND 関数に使用することをお勧めします。 たとえば、25.56 という数値を含む列で SECOND 関数を使用すると、24 が返されます。 これは、値 25.56 を日付形式に変換すると、1900 年 1 月 25 日午後 1:26:24 になるためです。
time 引数が、日付と時刻のテキスト表現である場合、関数は、クライアント コンピューターのロケールおよび日付と時刻の設定を使用してテキスト値を解釈し、変換を行います。 多くのロケールでは、時刻区切り記号としてコロン (:) を使用しているので、時刻区切り記号にコロンを使用している入力テキストは、正しく解析されます。 結果を理解するため、使用しているロケール設定を確認してください。
使用例
次の数式では、Orders テーブルの TransactionTime 列に含まれている時刻の秒数値が返されます。
=SECOND('Orders'[TransactionTime])
次の数式は 3 を返します。これは、March 3, 2008 12:00:03 という値で表される時刻の秒数値です。
=SECOND("March 3, 2008 12:00:03")