TRUNC 関数
数値の小数部 (小数点以下) を切り捨てて、整数に変換します。
構文
TRUNC(<number>,<num_digits>)
パラメーター
項目 |
定義 |
---|---|
number |
小数部を切り捨てる数値。 |
num_digits |
切り捨ての有効桁数を指定する数値。省略した場合、0 (ゼロ) になります。 |
戻り値
整数。
説明
TRUNC と INT は、どちらも整数を返すという点で似ています。 TRUNC は、数値の小数部を切り捨てます。 INT は、小数部の値に基づいて、数値を最も近い整数になるように切り下げます。 INT と TRUNC の結果が異なるのは、負の値を使用する場合だけです。TRUNC(-4.3) は -4 を返しますが、INT(-4.3) は -5 を返します。これは、-5 の方が数値として小さいためです。
使用例
次の数式は、円周率の整数部である 3 を返します。
=TRUNC(PI())
次の数式は、-8.9 の整数部である -8 を返します。
=TRUNC(-8.9)