SUMX 関数
テーブル内の各行に対して評価される式の合計を返します。
構文
SUMX(<table>, <expression>)
パラメーター
項目 |
定義 |
---|---|
table |
式の評価対象の行を含むテーブル。 |
expression |
テーブルの行ごとに評価する式。 |
戻り値
10 進数。
説明
SUMX 関数では、最初の引数として、テーブルか、テーブルを返す式を受け取ります。 2 番目の引数は、合計する対象の数値または列に評価される式が含まれている列です。
列内の数値のみがカウントされます。 空白、論理値、およびテキストは無視されます。
数式における SUMX のより複雑な例については、「ALL 関数」および「CALCULATETABLE 関数」を参照してください。
使用例
次の例では、最初に ShippingTerritoryID = 5 式で InternetSales テーブルをフィルター選択してから、Freight 列内のすべての値の合計を返します。 つまり、式は指定した販売エリアのみに対して配送量の合計を返します。
=SUMX(FILTER(InternetSales, InternetSales[SalesTerritoryID]=5),[Freight])
列をフィルター選択しない場合は、SUM 関数を使用します。 SUM 関数の機能は、同じ名前の Excel 関数の機能と基本的に同じですが、列を参照として受け取る点が異なります。