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RANKX 関数 (DAX)

  • [アーティクル]

引数 table の各行に対し、数値のリストにおける数値の順位を返します。

構文

RANKX(<table>, <expression>[, <value>[, <order>[, <ties>]]])

パラメーター

  • table
    式を評価するデータのテーブルを返す任意の DAX 式。

  • expression
    単一のスカラー値を返す任意の DAX 式。 table の各行に対して式が評価され、順位付けのためのすべての可能な値が生成されます。 expression が空白に評価された場合の関数の動作については、「解説」を参照してください。

  • value
    (省略可能) 順位を取得する単一のスカラー値を返す任意の DAX 式。 value が式内に見つからない場合の関数の動作については、「解説」を参照してください。

    value パラメーターを省略した場合は、現在の行の式の値が代わりに使用されます。

  • order
    (省略可能) value を順位付ける方法 (降順または昇順) を指定する値。

    値

    代替値

    説明

    0 (ゼロ)

    FALSE

    expression の値を降順に順位付けます。 value が expression の最大値に等しい場合、1 が返されます。

    これは、order パラメーターを省略した場合の既定値です。

    1

    TRUE

    expression の昇順に順位付けます。 value が expression の最小値に等しい場合、1 が返されます。

  • ties
    (省略可能) 同順位の値がある場合に順位を決定する方法を定義する列挙。

    列挙体

    説明

    Skip

    同順位の次の順位値は、同順位の順位値に同順位値の数を足した値になります。 たとえば、順位 11 の値が 5 つある場合、次の順位値は 16 (11 + 5) になります。

    これは、ties パラメーターを省略した場合の既定値です。

    Dense

    同順位の次の順位値は、次の順位値になります。 たとえば、順位 11 の値が 5 つある場合、次の値の順位は 12 となります。

戻り値

table のすべての行に対して評価された expression のすべての可能な値における value の順位。

説明

  • expression または value が空白に評価される場合、結果が数値になるすべての式では 0 として処理され、すべてのテキスト式では空のテキストとして処理されます。

  • value が expression のすべての可能な値の中に含まれていない場合は、一時的に value が expression の値に追加された後で RANKX が再評価され、value の適切な順位が判定されます。

  • RANKX(Inventory, [InventoryCost],,,"Dense") のように、引数リストに空のコンマ (,) を配置することにより、 省略可能な引数をスキップできます。

使用例

次の Products テーブルの計算列では、各製品のインターネット チャネルでの販売を順位付けています。

=RANKX(ALL(Products), SUMX(RELATEDTABLE(InternetSales), [SalesAmount]))