sys.dm_os_child_instances (Transact-SQL)
親サーバー インスタンスから作成されたユーザー インスタンスごとに 1 行のデータを返します。
重要
この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新しい開発作業では、この機能の使用を避け、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。
sys.dm_os_child_instances から返される情報は、各ユーザー インスタンスの状態 (heart_beat) を判断し、SQL Server Management Studio または SQLCmd を使用したユーザー インスタンスへの接続の作成に使用できるパイプ名 (instance_pipe_name) を取得するために使用できます。 ユーザー インスタンスがクライアント アプリケーションなどの外部プロセスによって開始された場合のみ、ユーザー インスタンスに接続できます。 SQL 管理ツールではユーザー インスタンスを開始できません。
注意
ユーザー インスタンスは、SQL Server 2012 Express のみの機能です。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで) |
列 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
owning_principal_name |
nvarchar(256) |
このユーザー インスタンスに対応するユーザーの名前です。 |
owning_principal_sid |
nvarchar(256) |
このユーザー インスタンスを所有するプリンシパルの SID (セキュリティ識別子) です。 この値は、Windows SID と一致します。 |
owning_principal_sid_binary |
varbinary(85) |
このユーザー インスタンスを所有するユーザーの SID のバイナリ バージョンです。 |
instance_name |
nvarchar(128) |
このユーザー インスタンスの名前です。 |
instance_pipe_name |
nvarchar(260) |
ユーザー インスタンスを作成すると、アプリケーションから接続するための名前付きパイプが作成されます。 この名前を接続文字列中で使用することにより、ユーザー インスタンスに接続できます。 |
os_process_id |
Int |
このユーザー インスタンスに対応する、Windows プロセスのプロセス番号です。 |
os_process_creation_date |
Datetime |
このユーザー インスタンス プロセスの前回の開始日付と時刻です。 |
heart_beat |
nvarchar(5) |
このユーザー インスタンスの現在の状態 (ALIVE または DEAD) です。 |
権限
サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。
解説
動的管理ビューの詳細については、SQL Server オンライン ブックの「動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)」を参照してください。